パープル・ハイビスカス

パープル・ハイビスカス

厳格な父に育てられた少女カンビリは、軍事クーデタに備えて預けられた叔母の家で、自由な価値観を知る。自己を肯定していく少女の鮮烈な物語。世界20か国以上で翻訳された傑作長篇。

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パープル・ハイビスカス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ナイジェリアの文学
    人物名や風物も未知のものばかり
    主人公カンビリ(15歳)は大金持ちのお嬢さんだが一代で成功した父親ユジーンはイギリスのミッションスクールで徹底した教育を受けた 容赦ない神への信仰と懲罰
    ユジーンは方々へ多額の寄付献金を惜しまない
    が家庭内では家族へ凄まじい暴力を振るう家長である

    0
    2022年06月29日

    Posted by ブクログ

    「発掘王への道#5」はチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの『パープル・ハイビスカス』です

    海外作品も発掘します
    王ってそういうことですから
    苦手分野ないのが王ですから

    まずは作者紹介から!
    訳者あとがきから抜粋!(一部省略)
    1977年生まれ。ナイジェリア南部のエヌグで、イボ人(ナイジェリアの民

    0
    2023年09月16日

    Posted by ブクログ

    ナイジェリア南部の町エヌグの大きな屋敷に住む、15歳の少女・カンビリ視点で描かれる物語。
    物語、と読んでいいのか悩むほどに生々しい部分もある。
    身一つで会社を起こし、世間では敬われているカンビリの父は、敬虔すぎるまでのカトリック教徒であり、腐敗したナイジェリア政権を批判し立て直すべく、政権批判の新聞

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    腐敗しきった政権のナイジェリアが舞台。
    カトリックの正義、歪んだ愛、社会的には成功者の父が家族を抑圧する。カンビリと兄のジャジャが叔母の家で知った自由は父の元で息を詰めて暮らす生活に疑問を抱かせる。16歳のカンビリがいとことの友情や神父への愛に気付き成長していく。瑞々しい風景描写や気持ちの表現などこ

    0
    2022年08月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公である15歳の少女カンビリ目線で書かれているからか、とても読みやすかったけれど、内容は容赦なかった。

    社会的にはビジネスで成功し、寄付などで社会貢献もするお父さんなのに、凄まじい家庭内暴力者。でもそれもキリスト教の教えに倣っているだけで、罰を与えたあと本人は涙を流して、子供たちに愛してるとい

    0
    2022年06月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遥か遠いナイジェリア
    少女が語る物語に悲壮感はない
    家長であるパパ、敬虔な信者で、今の自分を確立した礎になっている大事な信仰が故、愛するが故の過ちへの断罪は容赦なく、言葉にならない
    心を明らかにできず、苛立ちにうまく対処できない彼も悲しいけれど、それを差し引いても、どれだけ愛があったとしても
    はやく

    0
    2022年08月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それがですね、しんどいんですよ。国の情勢も、父親の支配も、読んでいてつらい。従順に暮らしてきた15歳のカンビリが、イフェオマおばさんの家に行って初めて知る、賑やかな食事の時間やおしゃべり。圧倒されながらも、そりゃ引きつけられるだろうなあ。

    しんどいながらも、最後のほうには力強さも感じる。それが何な

    0
    2022年06月06日

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