スクイズ・プレー(新潮文庫)

スクイズ・プレー(新潮文庫)

私立探偵マックスが受けた依頼は、元大リーガー、チャップマンからのものだった。キャリアの絶頂時に交通事故で片脚を失い、今は議員候補となった彼に脅迫状が送られてきたのだ。殺意を匂わせる文面から、かつての事故にまで疑いを抱いたマックスは、いつしか底知れぬ人間関係の深淵へ足を踏み入れることになる……。ポール・オースター幻のデビュー作にして正統派ハードボイルド小説の逸品。

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スクイズ・プレー(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ポール·オースターの名は、勿論知ってはいましたが、全くの未読でした。
    王道の探偵小説でありながら、文体がとてもスタイリッシュ。

    0
    2023年11月28日

    Posted by ブクログ

    現代アメリカ文学を代表する作家の1人であり、私自身も邦訳作品は8割方読んでいるポール・オースター。彼がオースターとしてのデビュー前にポール・ベンジャミンという名前で発表したハードボイルド探偵小説が本作である。

    オースターファンを自称しながらも、本作の存在を全く知らず、書店で見つけて勢いこんで買った

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    あのポール・オースターが別名で書いた、とのことだがポール・オースターの作品を読んだことがなかったのでピンとこなかった。でもそんなことは関係なく実に完璧な正統派ハードボイルドで、とても面白く読めた。何故こんな素晴らしい出来の作品が翻訳されていなかったのが不思議。

    0
    2023年06月11日

    Posted by ブクログ


    交通事故で片足を失い引退を余儀なくされた元大リーガーの天才打者チャップマンからの依頼。(ヤンキースのチャップマンではない)。国会議員候補と噂されるチャップマンに送られてきた脅迫状、しかしその内容に覚えがないと本人はいう。私立探偵マックスは過去の交通事故にまで疑問を持ち、調査を始める。しかしチャップ

    0
    2023年02月27日

    Posted by ブクログ

     自らの正義を貫くために、検事の職を辞して今は私立探偵をしている主人公。
     脅迫状めいたものが届いたと彼に依頼してきたのは、議員立候補を目指す元大リーガー。彼は運転中交通事故に遭い、野球人生を終えていたのだった。
     
     ここからは、典型的なハードボイルド。夫を心配する妻の登場。仕事から手を引けと暴力

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    この作家、ポール・オースターの別の作品を数年前に読んだ時は、あまり好みではないなと思ってその後敬遠していたのだけれど、今回その名前でデビューする前にペンネームで書いたこの本は、いや、正直面白かった。
    ストーリーはまあ、旧き良き時代のアメリカのミステリー、大袈裟かもしれないが、なんとなくヒッチコックの

    0
    2023年01月29日

    nao

    購入済み

    こんな目に遭っても続けるの?という目に遭いながら軽口を叩き、というのが結構続くので、
    ちょっとウンザリして心が折れかけたのですが、どういうことだったのか分かってくる所がジワジワと効いてきます。
    そのわかる感じを味わうために、途中イライラしたとしても全部読んでおくのをおすすめします。
    解説も、よ

    #深い

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    探偵が依頼を受けるところから物語が始まり、ヤクザ者に脅され、悪徳警官に小突かれ、後頭部を殴られて気絶する。途中から依頼人になる美女とは恋仲になるし、ハードボイルドの所謂「定番」をおそらくは意識しながら書かれたのだろう。その上でチャンドラー氏の長編の多くと違って、プロットには破綻がなく、きれいと言うか

    0
    2022年12月31日

    Posted by ブクログ

    こんなの第一作としてぶっこまれたら次作も期待する作家だよな

    探偵小説 ハードボイルドの主人公は
    一直線に自分の信じたままに進んでトラブルが舞い込むけど
    粗野で暴力的な相手、敵対する人物には強がりに見える
    頭と口を駆使して精一杯の皮肉と当てこすり、減らず口を叩きまくり
    窮地をなんともないように装いな

    0
    2022年12月20日

    Posted by ブクログ

    純文学作家が本気で書いたハードボイルド小説。
    ストーリーや伏線の骨太な感じが重厚感のある雰囲気を作っていて、とても楽しく読めました。
    一言で言えば、かっこいい小説。
    おすすめの一冊です。

    0
    2022年11月02日

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