屋久島トワイライト

屋久島トワイライト

1,386円 (税込)

6pt

3.7

「この島には異世界がたくさんあるんです。それぞれ別々の場所にあって、複雑に重なり合ってる。
けれども、どの世界もふつうの人間には立ち入ることができないんです」 (本書より)

オカルト雑誌<オーパーツ>の編集者である野々村舞は、伝説や実話怪談を集めて記事にするため、世界自然遺産・屋久島へ飛んだ。
ツアーガイドの狩野哲也とともに、“河童博士”や口寄せを行う巫女に会った後、屋久島最高峰の宮之浦岳縦走へと向かった舞。
彼女はそこで、不思議な世界に迷い込んでしまう――。

現実と虚構が交錯する、屋久島山岳怪異譚。
大藪春彦賞作家・樋口明雄の最新刊!

カバー装画=山田章博


■著者について
樋口 明雄(ひぐち・あきお)
1960年、山口県生まれ。
山梨県北杜市在住。山梨県自然監視員。
2008年に刊行した『約束の地』(光文社)で、第27回日本冒険小説協会大賞および第12回大藪春彦賞を受賞。
13年には『ミッドナイト・ラン!』(講談社)で、第2回エキナカ書店大賞を受賞。
南アルプス・北岳を舞台とした山岳小説「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズのほか、ノンフィクション『北岳山小屋物語』(山と溪谷社)など著作多数。
『還らざる聖域』(角川春樹事務所)は、本書と登場人物がクロスオーバーする姉妹編。

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屋久島トワイライト のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年09月14日

    一日で読めてしまった。もっと屋久島の風景の描写があったら行った気分になれたのに。異世界に旅立ってしまった。ファンタジーは最近読み慣れたので世界観が広がっていくのを実感できた。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月12日

    屋久島に行ったことがあるからなお面白く読めた。具体的に情景が鮮明に浮かぶ。私
    はこの世のものでないものは見えないが、屋久島の神秘的な場所には神々や怖いものやらが沢山いそう。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月16日

    天空の犬シリーズの樋口明雄さんが書く、自然の中の異界もの。

    屋久島であれば舞台にととしては不足なし。
    ミステリーと自然と、女子と山男。
    長く導入を引っ張った割に、呆気ない終わり方と後に続きそうな展開を残して終わる。
    なかなか面白かった。

    0

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