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「マスコミの偏向を信じるな」。インターネットの接触が増えるにつれて、高まる既存メディアへの不信。これまで不動の地位を築いてきた新聞、ラジオ、テレビに、近年は不要論まで語られる。視聴者に大きな影響を及ぼし、偏向報道で世論を操るという「負のイメージ」は、果たして真実なのか。本書では、マスメディアの「影響力」を科学的に分析。問題視される偏向報道、世論操作などの実態を解明し、SNS時代のメディアのあり方の検討を試みる。
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Posted by ブクログ
マスメディア研究の系譜を丁寧に説明した本である。新書でありわかりやすいので、学部生がマスメディアを独学で学ぶのに最適な本であろう。さらに教科書として、参考書としてもいいかもしれない
『マスメディアとは何か』という書名ではあるが、中身はマスメディアの人心や世論に対する効果を巡る学説・研究史といえばよいだろうか。 推移としてはナチのプロパガンダに代表される強力効果論→限定効果論→新たな強力効果論→インターネットの時代という流れ。 メディアには直接人の行動を変えるほどの効果は無いが、...続きを読む少なくとも認識の枠組みを規定することはインターネットの時代になっても変わらないと言えそう。
インターネットが身近な時代にマスメディアの立場とは? マスメディアが私たちの生き方に影響を与えていることを否定する人はいないだろう。また、インターネットの攻勢によってマスメディアの影響力が小さくなってきたと考えている人もいるだろう。ある人は誰もが自由に発信できるインターネットがあれば一定の立場から...続きを読むの情報しか提供しないマスメディアは不要だと考えているかもしれない。 これは「なんとなく」持っているマスメディアへのステレオタイプを解きほぐしてインターネット時代のマスメディアの捉え方についてまとめられた本である。現代までのメディアに関する研究を紹介しながら「マスメディアが人の行動にどのように影響するのか」の研究の歴史を追う構成になっている。 専門用語もあり数多くの研究が次々と紹介されるため読み進めるのは決して簡単ではないが、ところどころに議論のまとめがあるので脱落することはなかった。特に第5章や第6章では、それまでのマスメディア研究の蓄積をインターネットの研究にどのように活かしていくかについても述べられており、今後の研究に興味がわいた。 見たいものを見られるインターネットだから、あえて観るべきものを提供する必要がある、それが社会的にも益になることである、という著者の指摘は重要だと思った。ここに広く多くの人へ同じ情報を届けるマスメディアの存在意義がある。
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マスメディアとは何か 「影響力」の正体
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稲増一憲
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