デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして

デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして

990円 (税込)

4pt

3.3

インターネットは、私たちの生活になくてはならない存在となっている。一方で、フェイクニュースやデマの氾濫、プライバシー漏洩、炎上やハラスメントをはじめ、まったく新しい、かつ困難な課題を投げかけている。ネット上の膨大な情報は、人間の脳の処理能力を超え、自分の見たい情報しか見なくなる「フィルターバブル」「エコーチェンバー」といった弊害も生まれている。社会の分断を加速し、個人の尊重や自由、民主主義など、憲法が要請する原理原則を脅かす喫緊の問題でもある。技術進歩がもたらす便益を享受しつつ、健全な情報空間をどう再構築するか。情報中毒に陥らず、「情報的健康」を実現するために、メディアやプラットフォーム運営者、情報の出し手や受け手、政府や企業は何をすべきなのか。SNS上の「デマ」や「炎上」を分析してきた計算社会科学者の鳥海不二夫氏と、情報社会における人権や自由の問題を考察してきた法学者の山本龍彦氏が、デジタル情報空間がもたらすさまざまな課題を論じる。

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デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鳥海と山本の共著である。本文の部分はどこかで聞いたことがありそう珍しくもないような印象であるが、巻末付録の共同宣言がこの本で主要になる気がする。

    0
    2022年10月17日

    Posted by ブクログ

    エコーチェンバー現象などにより視野が狭くなり、自己の信条が強化され、フェイクニュースなどへの耐性が弱くなる世界。完全な自由報道、アテンションエコノミーに対する適切な規制などが提言されているが、政治的な視点が強く見えたので、効果があるのか疑問。情報に振り回される人がこの世界に疲れて、適度に情報から隔離

    0
    2023年04月15日

    Posted by ブクログ

    これ↓実現したら面白いですね。

    「情報の出所や誰がどういう目的でその情報を流しているかを示すことができれば、真意を理解する手がかりになります。例えば『ポジショントーク度』といった数値を表示できれば、その情報に対して一定の距離を置いてみることができる」

    まあ、たいていの人は何らかのバイアスがかか

    0
    2022年11月27日

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