祖父の祈り

祖父の祈り

ミステリの巨匠リューイン生誕80周年記念 3カ月連続刊行企画第1弾 ウイルスのパンデミックによって荒廃した世界。治安は著しく悪化し、物資も乏しい。アメリカのある町に暮らす老人は、悪質な犯罪と公権力の横暴に脅かされながらも、娘や孫と懸命に日々を送っていたが……。巨匠リューインが真摯に家族の絆を描いた最新長篇。

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祖父の祈り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ウイルスが流行り食べ物はフードバンクから提供され、治安は悪く、物もほとんどなく住むところも転々とするような世界。そんななかを生きる老人と娘と孫。まず冒頭の展開から驚かされる。荒廃した世界での暮らししか知らない孫を憂いたり、でも老人の生き方と家族を守ろうとする意志と優しさに心掴まれる。希望が限りなく少

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    2022年07月25日

    Posted by ブクログ

    ウイルスのパンデミックにより国の機能は停止。
    自分の身は自分で守るしかない。
    老人は娘と孫のため、崩壊した世界のありとあらゆる物と対決しなければならなかった。
    絶望だけではなく、希望も描かれている(と、思いたい)
    とても読みやすかった。

    ヒデミス!2022 選書で手にした一冊。

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    2023年01月06日

    Posted by ブクログ

    ハードボイルド刑事ものが有名な作家さんとのことですが、自分は最初に読んだのがこの作品なのでこういうやわらかめな作風なのかなと思ってしまった。
    全体的に読みやすいのでさらっと読んでしまうが、実は深く伝えたいものが見え隠れしている印象。
    訳者さんの手腕によるところですが、とてもよく原本のニュアンスを出し

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    2022年09月14日

    Posted by ブクログ

    ウイルスのパンデミックによって荒廃した世界。治安は著しく悪化し、物資も乏しい。アメリカのある町に暮らす老人は、悪質な犯罪と公権力の横暴に脅かされながらも、娘や孫と懸命に日々を送っていたが……。

    不思議な読後感。
    久しぶりにリューインの作品を読んだ。これを機に、過去作を読み返してみたい。沈黙のセール

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    2022年08月03日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の影響が大きく反映されたディストピア小説。

    ディストピア物らしい大事件が起きそうで起きない、老人が過去を懐かしみながら退廃した世界を家族とサバイバルする日常を描いているのが独特。

    事件が起きそうな材料が出てもスルーするからモヤっとする。でもラストは良い。

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    2023年01月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名前は知っていたけれど、初読みの作家。
    解説は北上次郎氏、訳は田口俊樹氏というキャストからして実力作家なのだろうけど、たぶん最初はこれじゃない方が良かったんだろうなと。

    パンデミック到来後の世界の未来を描いたディストピア小説。
    第一章の出だしは「おっ、かっこいい家族小説か?」とも思ったのだけれど、

    0
    2022年09月24日

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