爆発物処理班の遭遇したスピン

爆発物処理班の遭遇したスピン

1,672円 (税込)

8pt

第165回直木賞作家 異次元レベルの最新短編集

創造と破壊のエンタングルメント
この面白さ、解除不能

「ミステリ×SF×怪物」が開くのは「世界」の扉
小説の最前線、ここから前人未到、読み逃し厳禁
きっとアナタも究中毒になる―

爆発物処理班の遭遇したスピン…鹿児島県の小学校に、爆破予告が入る。急行した爆発物処理班の駒沢と宇原が目にしたのは黒い箱。処理を無事終えたと安心した刹那、爆発が起き駒沢は大けがを負ってしまう。事態の収拾もつかぬまま、今度は、鹿児島市の繁華街にあるホテルで酸素カプセルにも爆弾を設置したとの連絡が入った。カプセルの中には睡眠中の官僚がいて、カバーを開ければ即爆発するという。さらに同時刻、全く同じ爆弾が沖縄の米軍基地にも仕掛けられていることが判明。事件のカギとなるのは量子力学!?
他に、日本推理作家協会賞短編部門候補「くぎ」、「ジェリーウォーカー」「シヴィルライツ」「猿人マグラ」「スマイル・ヘッズ」「ボイルド・オクトパス」「九三式」を収録。

あなたは、物語の転換点に立たされる

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爆発物処理班の遭遇したスピン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もう、なんというか、読まなかった頃に戻れない。
    作者の文章で満たされた池に入りこんでしまったら、もうそこからあがる気はまったく無い。

    0
    2024年04月28日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    Ankの作者って事で手に取ったけど予想を裏切らない面白さだった。

    普段短編集はあんまり読まないが、読まず嫌いだったな。と反省。
    長編に比べて作品にのめりこめないだろう。と思っていたが短いながらも濃密なストーリーで凄く良かった。

    お気に入りは表題の「爆発物処理班の遭遇したスピン」と「

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

    佐藤究さんの才能と、引き出しの多さ、多彩さに衝撃を受けた一冊。
    あらすじを書けば数行で足りる話をここまで広げてリアリティのある作品に仕上げられるなんて、なんて凄いんだ。
    特に表題作は、今まで読んだことのない設定に衝撃を受けた。
    そしてどの話もアンダーグラウンドなエグさが佐藤究さんの世界観を感じられて

    0
    2023年11月27日

    Posted by ブクログ

    佐藤究さんの作品に触れるのは3作目ですが、やっぱり私の感性にぶっ刺ささってくれます。

    本当に面白い、私の好みなんですが、剥き出しの欲望がひとまず好きで、自分の中に譲れない何かがあって、それがとてつもないマイノリティーであったとしても、本人の信念や価値観で、それの為に命を捧げられる人間ってまず好きで

    0
    2023年10月04日

    Posted by ブクログ

    なんでこんな面白い本ずっと積ん読にしてたのだろう、もったいない!が一番最初の感想です。
    全部面白くてすごくいいのですが、特に「ジェリーウォーカー」と「スマイルヘッズ」が好き。
    どの短編もフィクションだと頭ではわかっていても、気づいたら「現実」として引きずり込まれるような、臨場感がたまらなくスリリング

    0
    2023年08月25日

    Posted by ブクログ

    たっぷりの絶望とたっぷりの動物たちを味わえる短編集。
    この人のお話はどことなく哲学の香りがする。
    ハッピーエンドともバッドエンドともいい辛いお話たち。

    0
    2023年05月10日

    Posted by ブクログ

    前作からこの作者が極まってきていて、凄まじい取材力と描写力。ないはずの話から圧倒的なリアルが匂い立つ。非常にボリューミーで厚みのあるストーリーたち。

    0
    2023年03月07日

    Posted by ブクログ

    面白い‼️
    どれも素晴らしいけど、表題作が特にすごい。短編とは思えない圧力と情報量でした。
    ただ、私はこの方の作品が好きすぎて、短編だとすぐ読み終わってしまって、一つ一つの作品の世界に浸れる時間が短いので、長編の方が好きかも知れないです。
    テスカトリポカを初めて読んだ時の興奮と熱狂を忘れられません。

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    本物の匂いしかしない。題材は多岐に渡り、着眼が新鮮で、何よりも小説の展開力がもの凄い。僕自身は書いたこともないが、おそらく小説というのは、その後の成り行きから逆算して導入部を発案するものではないかと思うのだが、ここからの展開の振り幅がとても大きく感じ、だからこんなにも面白く感じるのではないかな?それ

    0
    2024年01月23日

    Posted by ブクログ

    予想以上に面白かった!
    著者の作品はどれも長編だからこその読み応えがあると先入観があったが、短編でも読み応えがあり、気持ちの良いテンポでストーリーが展開していく。物語としてまとまっているにも関わらず、続きが気になる展開も多い。

    0
    2023年12月01日

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