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少女クローディアは,弟をさそって家出をします.ゆくさきはニューヨークのメトロポリタン美術館.2人は,ミケランジェロ作とされる天使の像にひきつけられ,その謎を解こうとします.
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Posted by ブクログ
わたしは秘密というのは嘘をついたり怒られるいけないこと、というイメージが染み付いていた。でもこの話を読んで、秘密は共有すると仲が深まったり、バレないよう思案して良いアイデアが思いついて喜んだり、普段ならいけないと怒られることをしているという非日常感にニヤリとするような楽しさがあったことを思いだすこと...続きを読むが出来た。また文章は、子どもの頃の考えていたことや気持ちを思い出させてくれるような懐かしさがあり、将来母になった時に読むとまた見方が変わりそうだ。いつかまた再読したいと思う。
家出に憧れて、実際に行動に移す勇気はないくせに友達と計画を立てたり荷造りをしていた子どもの頃に読みたかった。とはいえ、大人になった今読んでもとても面白い。どうせ計画だけなら、家出先をメトロポリタン美術館にするくらいのスケールを持てれば良かったなどと思いながら…。 多くの人と同じく、子どもの頃のトラウ...続きを読むマとなった大貫妙子のあの曲の元ネタだと読み終わって気づいた。大人になり、この本も読み終えた今は大好きな曲になりました。
「美術館のベルが鳴った。閉館まであと5分。クローディアとジェイミーは、洗面所の仕切りの中に隠れて、5時半まで待った。それから外に出て、展示品のベッドにもぐりこんだ。」 (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より) 「物語は、ニューヨークの郊外に住む11歳のクローディアが、家出をしようとして...続きを読むいるところから始まります。「いちばん上の子で、おまけに女の子はひとりきり」だというだけで、「弟たちは何もしないでいい時に、自分だけは皿洗い機から食器を出してテーブルの用意をしなければならない」ことに納得出来ず、「成績優秀なクローディア・キンケイド」でいることにも、「毎日おなじことのくりかえし」にも飽き飽きしていたからです。でも、クローディアは不愉快なことが嫌いなので、気持ちのよい、美しい場所はどこかと考え、家出先に選んだのはなんとメトロポリタン美術館!口が堅くて貯金もある弟ジェイミーを誘って家出したクローディアは、美術館でこっそりと生活するうちに、ミケランジェロ作とされている天使の像に惹かれ、その像にまとぁる謎を解こうとします。本当の自分を探し求める少女の物語。」 「彼女が家出先に選んだ場所(メトロポリタン美術館)のユニークさに眼を奪われがちですが、それよりも興味部会のは、家出という非日常的な行動に際しても、彼女が自分を失わず、計画や方針を立てる子どもだという点です。」 (『大人のための児童文学講座』ひこ・田中著 より) ・知的な女の子の家で。用意周到で現実的。 ・12歳という自立へと揺れる思いが底に感じられる。 ・自分でも出来そうな家出・冒険。教官を得やすい。 「毎日の生活にあきあきしたクローディアは、家出の計画を立てます。かくれる所に選んだのは、大きな美術館でした。」
多分家出をすることがないと思うけど、もしするのならば、こんな感じで計画を立ててやりたいです。 2人のよくいる感じの兄弟の雰囲気がまるっきり描かれているので、馴染みのある感じで読みやすいです。 児童書なので人によっては、短いかもしれませんがとても面白いので、ぜひ読んでみてください。 たまにある絵も、上...続きを読む手だけど、手描きっぽさも出ているので読みやすいです。
フランクワイラー夫人の言葉が、胸にズシンと響きました。 「あんた方は勉強すべきよ、もちろん。日によってはうんと勉強しなくちゃいけないわ。でも、日によってはもう内側にはいっているものをたっぷりふくらませて、何にでも触れさせるという日もなくちゃいけないわ。そしてからだの中で感じるのよ。 ときにはゆっく...続きを読むり時間をかけて、そうなるのを待ってやらないと、いろんな知識がむやみに積み重なって、からだの中でガタガタさわぎだすでしょうよ。そんな知識では、雑音をだすことはできても、それでほんとうにものを感ずることはできやしないのよ。中身はからっぽなのよ。」 家出する兄妹のやり取りも、メトロポリタン美術館で過ごす日々も面白く読み応えがありますが、夫人と出会ってからのラストが印象的な本でした。 児童文学、と括るには勿体ない。 親子、それぞれの世代で感じるものがあると思います。
クローディアは、弟のジェイミーと、家出の計画をたてました。汚いのも虫も嫌いなクローディアは、むかし式の家出はやりたくなかったので、家出先に選んだのは、ニューヨークメトロポリタン美術館でした。 …と、だいたいの話の筋は覚えていたけど、 落ちが!落ちがこんなに鮮烈なものだったとは、 読み直すまですっか...続きを読むり忘れていた。 クローディアの冒険譚であるようで、 実はテーマはずっと「秘密」なんだよね。 最初の意味深なお手紙の書き出しから、 美術館に入り込んで、寝泊まりして、 天使のことを調べていることも、 ずーーーっと、一貫してテーマは「秘密」であったと。 「魔女ジェニファとわたし」も、 ふたりの秘密と友情がテーマの物語だったけれど、 また違った種類の秘密を描いていますね。 家出して美術館に忍び込む、なんて 有り得ないけれど憧れる設定がお見事。 最後の最後もめちゃくちゃいいです。 新装版か新訳版が出ないかなあ。
最高!家出の理由も家出の場所も。ラストもいい。子どもってたいへんなんだ。外へも自分の中へも考えること戦うことが多い。いつから怠惰な大人になってしまうのだろう。
小学生のときに何度も読んだ。 これを読んで、家出計画を考えたものです。 去年メトロポリタン美術館を訪れ、クローディアの世界がよみがえりました。 なかなか細部までこだわってるし、後半の展開もおもしろい。 クローディアの計画性が大好き。
子どもって成長するにつれて親や大人に立ち入らせない自分の世界とか秘密を持ちたがる。大人はそれに関心を示しつつ、子どもの世界を侵さない、冒険させてあげる、見守る、その子どもなりの成果を認めてあげる、みたいなことが大事だよなと思った。なんなら、見守って尊重しているだけでは子どもの自尊心は満足しない、本気...続きを読むで心配して取り乱して怒るくらいのことも必要かもしれない。子ども自身が、大人にいっぱい食わせてやったと、ある意味での達成感を得ることが大事かもな と思った。大人の手のひらの上から跳んで抜け出すことが、子どもにとってすごく意味があるよなと思った。 親としては、危機管理とか親の威厳とかを念頭に置きつつ、子どもが殻を破って飛躍することを願うせめぎ合い。いろいろ子どもをとり巻くリスクを想定してその範囲に収まるのが良いのか、想定を超えられてとんでもないことをしでかされるのか、極端だけど命と成長を賭けた究極の駆け引きだと思った。 そんな大人目線なんか無視して、というか知る由もなく、子どもには自由に暴れてほしいと思った。 だいぶ飛躍したけど、童心を思い出す素敵なお話だった。
昔、家出してやる!て思ってプチ家出をしたことがあります。クローディアほどの計画性はなかったので1時間で戻りましたが笑 同じ家出とはいえ、クローディアの計画性と弟の資金力には目を見張るものがありますね〜 行き先が美術館だなんてなかなか思いつかないものです。そして最後には秘密を得て、家出前とは別の自分...続きを読むになって帰宅します。でも大人はさらに一枚上手で…笑 もう良い大人ですが、どうやって過ごすのかな…?何をするのかな…?とわくわくしながら読み進めました。
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クローディアの秘密
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E.L.カニグズバーグ
松永ふみ子
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