建築家の解体

建築家の解体

935円 (税込)

4pt

4.3

『建築の解体』の刊行から五〇年弱、後期近代の時代にあって、安藤忠雄や隈研吾に代表される従来の建築家のイメージは、見直しを迫られている。ブルデューの理論を用いて、建築家という職業がつくられていくプロセスを描写するとともに、解体していく建築家像の軌跡をたどる。フィールドワークの知見を盛り込み、「街場の建築家」という今後の可能性を最後に示す。

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建築家の解体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月23日

    大学院に入ってからなんとなく感じていた違和感の正体がわかった気がした。

    ハビトゥスね、あそこに存在していたのかも怪しいし、染っている気もしないけど、だから今の環境に染まれないのかもね。

    でもその位置でものを見るのが良いと言ってくれてるような気がした。

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    Posted by ブクログ 2022年11月23日

    建築家や建築の歴史本は作品論や作家論になるが、これは建築家がどのように成り上がっていくか?その歴史を論じた本だと思う

    社会学の観点で建築を論ずるというのはどういうことかと思ったが、面白かったと思う

    建築学科で何を学んでいるか?は自分でもよく分からなかった
    学んでいる自覚はあったが、実務に耐える図...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月02日

    街場の(身近な)建築家が増える事は、街場の生活環境水準が上がる可能性を秘め、その事自体は我々の日々を豊かにしうる事だと思う。

    一方で身の丈に合わせた建築を創るばかりになってしまうと、世界に冠たる日本の建築家は今後出て来なくなるのでは、と思うと一抹の淋しさもある。建築家は出ても、少なくとも代々木第一...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年04月06日

    磯崎新の名著「建築の解体」になぞらえ、変わりつつある建築家という職能にフォーカスして語る本。

    ブルデューの理論を引用し、建築家界に入るためには資本(建築家界でいう学歴など)やハビトゥス(建築家らしさ)、そして賭け金(建築作品)が必要であると説く。
    そして賭け金は安藤忠雄でいう住吉の長屋のような、今...続きを読む

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