「ナパーム弾の少女」五〇年の物語

「ナパーム弾の少女」五〇年の物語

1,870円 (税込)

9pt

4.5

1972年6月8日、ベトナム戦争末期に撮られた一枚の写真は、戦争の残酷さを余すところなく伝え、世界中に衝撃を与えた。
その写真から50年、写真の「主役」となった少女のその後の波瀾万丈の半生を描いた感動のノンフィクション。

大火傷からの奇跡の生還ー肉体的にも精神的にも苦痛の日々ーベトナム政府に「発見」され、監視下のもとプロパカンダの「道具」とされた日々ーボートピープルへ挑戦ー宗教をめぐる母親との対立ーはじめての西側への旅ーキューバへの留学と結婚ー必死の亡命ーそして寛容を訴える旅へ

戦争とは?
国家と個人の関係とは?
自由とは?
家族との絆とは?

主人公キム・フックの物語は、いまの私たちにも多くの問いかけに満ちている。

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「ナパーム弾の少女」五〇年の物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ベトナム人には数多く接してきたけれど、ベトナム戦争についてもベトナムの政治についても正直よく知らない。
    それでも、一人の女性の生き様として読み応えがあり、こういう本を同世代の日本人女性が書いたことに敬服。

    いろいろ考えさせられたが、特に感じたこと。

    1.キム・フックさんの強さ
    2.戦争を報道する

    0
    2022年09月06日

    Posted by ブクログ

    キム・フックさんのベトナム戦争
    少女が裸で逃げる写真、これは見たことがあるそう思って読み始めたが、全く理解していたものが違うものであった。
    戦争と言う殺人と、国と政治、浅いものではあるがすっかり引き込まれて考えさせられた一冊だった。

    そもそも裸で逃げる少女ではなかった
    ナパーム弾で一瞬にして着てい

    0
    2022年08月28日

    Posted by ブクログ

    子供が「爆弾におびえなくてすむ」と喜ぶ姿の悲しさ。命に価値をつける大人の愚かさ。国に翻弄される人々の苦難。国民を守ってくれない国、政府。助けを呼べぬ状況で何とか「自由」を求める姿に、感動したと同時に、こんなことは地球上のどこでも起こってはいけないと思った。今も起こっている差別、戦争、難民etc。起こ

    0
    2022年08月14日

    Posted by ブクログ

    1972年6月8日。ベトナム南部の農村でのナパーム弾による爆撃。火傷をおい逃げ惑う少女の写真はピューリッツァー賞を受賞する。「ナパーム弾の小説」とカメラマン達のその後の50年を、追った力作ノンフィクション。

    少女の名はファン・ティ・キム・フック。全身に大火傷を負いながら奇跡的に生き長らえる。しかし

    0
    2022年12月26日

    Posted by ブクログ

    戦争の悲惨さもさることながら,キム・フックの歩んだ道の険しさ,彼女の想像を絶する苦悩と勇気と,底知れぬパワーに感銘を受けた.
    『あの写真』の真実と,その後のもっともっとリアルな現実と…こう言う時代にあって,読まねばならない一冊として吸い寄せられる様に手に取ったのは,やっぱり正解だった.

    0
    2022年12月15日

    Posted by ブクログ

    有名な写真に紐付く一人の少女の半生がベトナムの歴史だけでなく、大国のエゴだけで動かされてきた世界の流れを如実に物語っている。

    0
    2022年09月08日

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