平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁

平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁

1,562円 (税込)

7pt

3.0

選考委員からレベルが高いとの指摘があった第65回群像評論新人賞候補作、その中から優秀作に選ばれ、「群像」誌上に発表されると大反響と共に話題となった傑作批評に大幅加筆した増補改訂完全版。シールズの運動とその後を総括、我々と鷲田清一の平成における転向の軌跡、後続する臨床哲学の担い手たち。日本社会のひずみに鋭く切り込み、コロナ禍に顕在化したケアの問題にまで発展する極めてアクチュアルかつクリティカルな論考である。
目次
序 論駁するということ 射影の方法をめぐって
第一章 二〇一五年の鷲田清一
第二章 〈戦前〉から〈戦後〉へ
第三章 〈ふれる〉ケアと加害の反転
第四章 平成の転向者たち
第五章 〈戦中〉派としてのSEALs
第六章 鷲田清一から臨床哲学へ
第七章 軸と回転 谷川雁vs.鶴見俊輔
第八章 〈地方〉と〈中央〉
第九章 〈旗〉と〈声〉 臨床哲学再論
第十章 SEALsとその錯誤
終論 待兼山の麓から――エッセイストたちの実践

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平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     最後まで読み通しても、なぜSEALDsと鷲田清一を接続し架橋しようとするのかがよく理解できなかった。谷川雁の現場の思考と臨床哲学を唱えた鷲田の戸惑いを「同じ」と言い切るのはいくらなんでも乱暴にすぎないか。

     また、著者は(SEALDsの思想的なバックグラウンドだった)鶴見俊輔の転向論に異を唱えた

    0
    2024年04月11日

    Posted by ブクログ

    30
    マルクス
    表現は内容の「素材的な担い手」
    表現signifié=商品W→内容signifiant =貨幣G→表現=商品
    →世界文学の成立可能性(言語を深層で読まれるものと規定するから)

    鷲田 
    言語は表層で〈ふれる〉ものである。…鷲田は、表現を内容の「担い手」であるにすぎないとは見ず、表現

    0
    2023年01月20日

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