迷子の魂

迷子の魂

あるところに,忙しすぎて魂をなくしてしまった男がいた.男は医師の助言にしたがい,迷子になった魂をじっと待つことにする.すると――.ノーベル文学賞作家トカルチュクが,コンセホのノスタルジックな絵とともに贈る,子どもたちと,忙しい大人たちのための,大切な魂のものがたり.2018年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞作.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

...続きを読む

迷子の魂 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私たちの魂はいつも背後に置き去りにされて、迷子になっているという言葉にとても共感しました。

    例え前進していても自分自身の心が追いつかなくなって、なんだか分からなくなってしまう時があります。

    大切なものはどこか遠くではなく自分自身の中にある事を教えてくれる絵本でした。

    最後の解説も良かったです。

    0
    2024年01月18日

    Posted by ブクログ

    忙しすぎる生活故に魂を失った男は医師の勧めによりただ待つ事を始めた。ひたすらに待ち続ける男が出会ったものとは。

    テキストはほとんどない絵本です。男の記憶かそれとも夢なのか、定かではない幻想的な描写が特徴の絵本です。大人向けの寓話といえます

    0
    2022年03月01日

    Posted by ブクログ

    心を置き去りにして、ただ単に生きる為だけに働き一生を終えることの虚しさは誰もが気づいているけど…
    多分、魂というのは、自分を含めて人や自然を愛する心ではないかと…

    0
    2021年09月17日

    Posted by ブクログ

    「優しい語り手」の表紙の絵に惹かれ絵本も購入してみた。

    表紙の植物の葉は手にとってみてナスタチュームだったとわかる。

    観葉植物に勢いがあり生命力を感じるヨアンナ コンセホの絵。

    絵本は絵を読むと言うが、ページを前後に繰り返しながら見入った。
    なかなかこの絵を読むのも難解である。

    作家の意図は

    0
    2022年02月08日

    Posted by ブクログ

    ノーベル賞作家オルガ トカルチュクによる絵本。

    経済的に困らなければ、魂を待つ生活がしたいけど、労働者のわたしはどうしたらいいものかと考える。

    0
    2021年10月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大人向けの絵本。
    はじめはなんとなくページをめくっていたのだが、男(ヤン)の魂が現れたあと見返すと、もしかしてこれも魂では、というものがたくさん描かれていた。

    ヤンは「おなじ形のちいさな格子に端から端まで区切られた、数学のノートのなめらかなページの上を、あっちこっちに移動している」ような気がしてい

    0
    2022年12月06日

迷子の魂 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    岩波書店
  • ページ数
    48ページ
  • 電子版発売日
    2022年05月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    47MB

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す