フェミニズムがひらいた道

フェミニズムがひらいた道

499円 (税込)

2pt

その歴史と意義が2時間でわかる、著者初の総合的な入門書。

学校で習った「男女雇用機会均等法」や「男女共同参画社会基本法」。これらは、真の男女平等を実現するものではなかった? 女性参政権、性的役割の解放、#MeToo……。フェミニズムはなぜ生まれ、何を変え、変えられなかったのか。その流れを「四つの波」に分けてコンパクトに解説する。

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フェミニズムがひらいた道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ーーとりわけ男性は自分の尺度でフェミニズムを理解しがちです。「男児平等?そうか、キミたちはボクらみたいになりたいんだね。それじゃ、女を捨ててかかってこい!」……これが「機会均等」のルールです。(p.113)

    ここを読んで、胸のつかえがスッと取れた気がした。今まで自分が何に足を引っ張られていたのかが

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    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    上野千鶴子さんの文章はとても好きだなぁと感じます。

    淡々とロジカルに、時に皮肉さを込めて
    語られるフェミニズムの歩みは
    教科書の行間に隠された物語でした。

    サラッと読める、とは言わないけれど
    著者の冷静な言葉にこもる熱い息遣いを感じられて
    本当に良い読書時間だった。

    痛みも伴うけれど、知らなき

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    2022年11月26日

    Posted by ブクログ

     フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。

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    2022年11月23日

    Posted by ブクログ

    ネットなんかではよく聞くフェミニズムについて歴史を中心に書かれた本。フェミニズムの考え方は昔からあり、今でも世の中を変えようとしている。物事を正しく理解することは大切。フェミニズムを知らない人に。

    0
    2024年04月02日

    Posted by ブクログ

    流行り廃りの問題でなく、そこにある事実として捉えるべきフェミニズム。その一人者の手になる本書となると、興味を惹かれない訳に行かない。以下に気になった内容を引いておく。
    ・フェミニズム以前に前景化していた人種差別や階級差別があり、そのせいで、性別による差別に目が向きにくかった歴史。
    ・輸入品ではないウ

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    2023年06月06日

    Posted by ブクログ

    フェミニズムの歴史について、とても分かりやすかった。また自分がどこからフェミニズムに関わってきたのかが分かったのも興味深かった。
    毎日社会に絶望しがちだけど、先人達の活動は確かに成果をあげているんだと勇気づけられた。
    自分が生きているうちには、ほんの少しの変化しかないのかもしれないけど、絶望にめげず

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    2023年04月26日

    Posted by ブクログ

    フェミニズムが辿ってきた変遷を、簡潔に学ぶことができる一冊。
    具体的には、19世紀末〜20世紀初めの第一波フェミニズムに始まり、第二波、第三波、そして現在の状況が第四波フェミニズムとなるのか、というところまで順を追ってカバーしている。

    何も疑問を持たずにいた「男女雇用機会均等法」も、成立の時まで辿

    0
    2023年03月16日

    Posted by ブクログ

    第一波〜四波までのフェミニズム史が、わかりやすく説明されてる。専門的な主義思想が分かりやすく解説されてるので、特に解説を調べることなく楽しんで読めた
    著者上野さんも関わっているフェミニズムの総合サイトやその芸術表現を紹介するなど、関心を広げるのにももってこいの書籍

    浅草、田原町駅周辺の 「read

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    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    フェミニズムの進展の歴史と、上野の個人史を重ね合わせ、かつ、コンパクトのまとめた好企画。「弱者が弱者のままで尊重されることを求めて当然」「ちがっていても差別されない権利を求める思想と実践」で結ばれているのは、感動的でさえある。

    0
    2022年06月09日

    Posted by ブクログ

    自分事として分かりやすかった。
    歴史の中で、たくさんの女性たちが悔しい思いをしてきて、でもその人たちが闘ってくれたから、いまの少しはマシな日本の女性への姿勢があるんだな。
    ただ、過去よりマシなだけで、現在も全っっっ然尊重されてはいない。
    同じ女でもセクハラを正当化するような気が狂った人間はまだまだい

    0
    2022年05月28日

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