関口宏・保阪正康の もう一度!近現代史 帝国日本の過ち

関口宏・保阪正康の もう一度!近現代史 帝国日本の過ち

1,815円 (税込)

9pt

3.5

読者から待望の声殺到の大人気シリーズ、ついに完結!
昭和11年の二・二六事件から、昭和20年8月15日の玉音放送までの10年間。
満州事変、国連脱退、日中戦争、ノモンハン事件と、領土拡張への野望を隠さない日本軍部。政党政治も、皇族宰相も、そして天皇も、その暴走を止めることはできなかった。
1941年12月8日、マレー半島コタバルへの上陸、および真珠湾攻撃によってはじまった対英米戦争は、やがて全世界の連合国47ヵ国を敵に回す絶望的な戦闘へとドロ沼化する。
いっぽう、中国の蒋介石は、妻の宋美齢がたびたびワシントンに飛び、日本を相手に戦うことの正当性を訴え、支援を取り付けることに成功する。
アメリカ、イギリス、ソ連は中国を連合国の主要な一員と認定し、この枠組みは、戦後の国際秩序にも反映されることになる。
ビルマの首都ラングーンから、蒋介石政権の根拠地・南京を結ぶ「援蒋ルート」によって送り込まれた武器弾薬、および支援物資は、中国の抗日戦争を支えつづけた。
日本軍はミッドウェー海戦をきっかけに太平洋でも敗戦を重ね、南海のガダルカナル島争奪戦でも壊滅的な打撃を受けた。
東南アジアでも「史上最悪の作戦」と言われたインパール作戦など兵站・補給を無視し、戦力差をことさら軽視し、精神力のみに頼った日本の戦争は、やがて、人間の命をも兵器として利用する「特攻」という史上類例をみない過ちへと突き進んでいく。
自らの責任を追及されることを恐れ、面子にのみこだわった軍部は、それでも戦争を止められなかった。
東京大空襲による大火災で、民間人に多数の死傷者を出し、沖縄上陸戦で多くの人が命を落とし、広島・長崎への原子力爆弾投下という悲劇を招いても、なお自らの過ちを認めようとしなかった。
当時44歳の天皇は、「無条件降伏」という重い決断を一身に背負う――。
昭和史研究の第一人者と名司会者が語り合う、戦争の悲劇。

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関口宏・保阪正康の もう一度!近現代史 帝国日本の過ち のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年06月12日

    対談形式の番組を本にしたもの。

    内容は当然ながら番組と変わらないが、戦前戦中の当事者に近い人の話が読めて、とても興味深かった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月17日

    昭和11年2.26事件から第二次世界大戦の終戦まで

    本書のもとになったテレビ番組を見てないので、一回の放送について何分あったのかは分からないが、一つの短い章で一つの事件やイベントを論じるので、掘り下げが足りない気がする
    本書の対象はあまり大学受験にも出にくい範囲で、高校の授業でも及びにくい分野だが...続きを読む

    0

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