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ある朝突如有名人になったK。夢のように一変した日々だったが、それは不気味な迷宮への入口だった…成功者の恍惚と不安を“ありのまま”書いて取扱注意の危険作! “とんでもない小説”行定勲(解説)
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Posted by ブクログ
内容や描写に好き嫌いはあるでしょうが、ユーモア(文体)と途中からの展開が面白く、時折ズーンとなりながらもするする読んでしまう 中原昌也みのあるダジャレなの‥?ってタイトルも面白 業界に勤める人はどう感じて読んだのか、感想を聞いてみたい
描かれていた内容が現実だったのか、妄想だったのか。 最後、終わり方が曖昧で中途半端だったかな。 この物語とはノンフィクションなのではないかと思うくらいリアルで生々しい有名人の実態が描かれている。 後半で、「小説はありのままのことを書こう」という編集者の言葉もあって、さらに現実的な感じがした。
主人公の自己認識が狂っていって、何が現実で何が妄想なのかわからなくなって終わる作品。 P.332の編集者の言葉 『(前略)というか、もうひょっとして、Kくんの現実は書き換えられてしまっているんじゃないか?』 というのが答えなんじゃないかと思っている。 自分が書いた小説世界に現実が飲み込まれてしまう...続きを読む男の話。 違うかな。あとでみんなの感想をチェックしてみよっと。 内容自体は同じことを繰り返し読んでいるような感じなんだけど、妙に読みやすいのでそのまま読み続けてしまう。 執拗に繰り返される女漁り・セックス描写とか、読んでて虚無の時間なんだけど。 でもそれが作中に頻出する「成功者K」という呼び名と合わさって、皮肉というか、虚しさというか、なんとも薄ら寒い気持ちにさせてくれるので、これは……わざとやってるのかな? 主人公=羽田圭介と思わせていることで、キャラクターの描写・説明をメディアで認識されている自分と同一視させて済ますというのは上手いけどズルくもある(笑 けど、突然、主人公のイニシャルがK.Kであると明かされて違和感を一つ仕込まれる。 そこから徐々に物語にきな臭さが加わってきて、主人公=羽田圭介という読者の認識にも疑問符が付くようになり、ゆっくりゆっくり物語が進む、と、そんな感じのお話でした。
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