森崎書店の日々

森崎書店の日々

517円 (税込)

2pt

本の街・神保町を舞台にした青春恋愛映画の原作小説。交際を始めて1年になる恋人から、突然、「他の女性と結婚することになった」と告げられた貴子は、深く傷ついて、ただ泣き暮らす毎日を送ることになった。職場恋愛だったために会社も辞めることになった貴子は、恋人と仕事をいっぺんに失うことに。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話がかかる。叔父は40代、奥さんの桃子さんに家出され、ひとりで神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。飄々としてつかみどころがなく、親類の間では変人として通っていたサトル叔父、小さい頃は貴子も遊んでもらったこともあったものの、ここ数年は交流はなかった。その叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というものだった。誰かの救いを求めていた貴子は、叔父の申し出を受け入れて、本の街のど真ん中に住むことになった――。物語の1年半後を描いた続編小説「桃子さんの帰還」も収録。

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森崎書店の日々 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    隙間時間で

    推しの著者作品も読み終わり、
    読書がないのでサイトのオススメから
    何となく良さ気だったのでセール期間中もあり購入。

    難しいトラックもなく、ドロドロの怨念もなく、
    かと言って退屈もせず、途中で読むのを辞めたくもならず
    とても読みやすい作品でした。

    もちろん続編も購入。

    #ほのぼの

    0
    2024年03月26日

    Posted by ブクログ

    “人を愛した記憶というのは、絶対に心の中きら消え去らない。それは、いつまでも人の心をじんわりと暖めてくれる。歳をとるとね、それがわかるんだよ。”

    叔父さんのこの言葉は私の心も温めてくれた。

    この叔父さん、そして桃子さん、私。
    実際の叔父叔母との関係性を思い起こさせる。
    親戚だろうがクラスメイトだ

    0
    2023年01月16日

    Posted by ブクログ

    人が変わろうとするとき、それは壮大なドラマを伴うものなのだ、と考えがちだけど、大体にしてふとしたきっかけが元になる事が多い。ふと赴いた場所で、とか、ふと出会った人によって、とか。これは、ひょんな事から叔父が経営する古書店に居候することになった女の人のお話。そこは、今までの自分の生活とは全く違う環境な

    0
    2022年08月14日

    Posted by ブクログ

    神保町、古書店、こんな本に囲まれた生活は本好きには天国です。古書店の叔父さんや周囲の人々は優しく温かい。自分の大好きな叔父は癌で51歳で亡くなり生きていたら貴子の叔父の最後の言葉をかけてくれたかもしれないと思い気持ちが温かくなりました。何度読みたい本です。

    0
    2022年07月01日

    Posted by ブクログ

    1人では立ち上がれない時ってある。

    どうにもこうにも上手くいかない時にどうすればいいかを知りたくて、私は本を読むのかも。
    と、この本を読んで思った。

    本から何かを得られたときって“自分で答えを見つけた感”を味わえるんですよね。周りの力を借りず、さも自分の力で立ち上がったかのような。(いやいや、答

    0
    2022年06月13日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    読みやすく背景を知らなくてもすんなり入って行ける。
    二つの話は程度の違いこそあれ、誰しも経験することがある出来事。
    心が折れてしまった時にどのように乗り越えるか、優しく積み込むように描かれている。

    誰かに勧めたい一冊。

    0
    2019年11月28日

    Posted by ブクログ

    古書店をアジールとした女の子の再生の物語。
    ストーリーはシンプルだが、この作品の魅力は登場する人物のそれぞれが魅力的であることではないか。
    しばらくこの世界観に浸ってみたくなった(笑)

    再購入2012/06/24 JPN200

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    4.5
    ほっこり系。神保町の書店と喫茶店の雰囲気や出てくる人がマスターやサブさんといった脇役も含めてとても魅力的。貴子の充電期間はとても羨ましい。サトルの「人を愛することを恐れないでくれ、たとえ悲しいことがあっても人を愛した記憶はいつまでも人の心を温めてくれる」に感銘を受けた。桃子の天真爛漫さや実は

    0
    2016年08月28日

    Posted by ブクログ

    始まりはビックリするうえ、クセの強い登場人物ばかりであるものの、全体としては善意に溢れた心温まるストーリー。
    短いのであっという間に読める。

    0
    2023年10月14日

    Posted by ブクログ

    登場人物みんなが、クセがあったりするけど、いい人ばかり。温かくほっこりとした雰囲気で、ゆるやかな時の流れ。私も森崎書店に居候したいなぁ。本の中では、いろんな作家さんの作品が出てくるんだけど、中高生くらいの時だったかなぁ…この作家さんの作品、好きだなと思った武者小路実篤さんの「友情」が出てきて、再読し

    0
    2023年10月05日

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