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華族の血を引きながらも、男娼となった知秋。その夜の客は、売られる前に一夜だけ想いを交わし肌を合わせた英国貴族のヒューだった。「君に焦がれる想いで頭がどうにかなりそうだった」恋しいぬくもりとつながる楔が欲しくて、とろけだす体。狂おしいほどの激情で貪られ、切なさが募る。しかし、堕ちたこの身では彼の名を傷つけると、知秋は身請けの申し出をはねつけた。夜毎通ってくるヒューだったが、頑なな拒絶を繰り返す知秋についに…? 貴族と男娼──残酷なまでに一途な、純愛。
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Posted by ブクログ
貴族の血を引く男娼と英国貴族。もうあらすじ紹介だけで面白そうです。受け攻め両名ともに切ない気持ちがよかった。
英国貴族×華族妾腹の子。受けは男娼、母、姉ともに借金のかたに遊郭に売られる不幸な境遇。どん底でも攻めを思い続け、想うからこそ身を引こうとする健気さは感じる、が、いまいち現実味が伴っていない印象。≪一日に3人の男を相手にする≫男娼生活はかなり過酷なものなのではないかと推察される。歴代BL受けの中でもイ...続きを読むチニをを争うほど男性経験が多い受けでもある。受けが自ら不幸を呼び込むような言動がしばしば見られる短慮な不幸体質。最後はドタバタのハッピーエンド。だが男色は罪という英国において具体的な解決策は示されていない。親方様と白鳳の関係が気になるところ。
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