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褐色のアポロ――エキゾチックな美貌としなやかに躍動する完璧な肉体。絶大な人気を誇るメイルレビュー・クラブのトップダンサー、アンディ…だが、実は彼は中東のとある王国皇太子の忘れ形見なのだ。凄腕諜報部員シャルルの使いっ走りであるところの俺、ハルキの今回の任務は、この類稀なイイ男、アンディを本人に気づかれぬよう警護し、かつまた故国への帰還を説得すること。
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Posted by ブクログ
今回の相手はトップダンサーのアンディ。 実は中東のとある王国の皇太子の忘れ形見であるアンディを説得して、その王国へ帰還させること。 ハルキはそのために、アンディが勤めるメイルレビュー・クラブにシンガーとして潜入することに…… 首尾よくアンディに近づくことはできたものの…… という感じの...続きを読む話でした。 とりあえず、見どころの一つは。 アンディがとってもいい男である、というところ。 見た目はメイルレビュー・クラブのトップダンサーになってしまうくらいいい男だし、中身も素直で真っすぐで、性格も控えめ。 ちゃんと苦労も知っているし、謙虚な気持ちも持ち合わせている。 おまけに、若さ相応の無邪気な面も持ち合わせている、という完璧具合。 これでふらふらしないハルキはなかなかだとは思うけれど、だからこそ、ハルキはアンディをだましてることに心苦しくなるし、途中つらい状況になるんですが。 どっちかっていうと、アンディとハルキの友情メインのお話でした。 お陰さまで、割とシャルルの影は薄かったです。 どうしても、潜入系の話って単独行動になってしまいがちなので、なかなかシャルルが出張るのって難しいですよね。 それでもしっかりシャルルは仕事をしていきますが。 全体的にいい男しか出てこない辺りがハーレクイン的なアレから抜け出しきれませんが。 それがこのシリーズのなんだと思えば大丈夫……かな?
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