澪(みお)つくし

澪(みお)つくし

631円 (税込)

3pt

憧れの鎌倉暮らしを始めた夫婦。奇妙な気配を感じるその場所は、元々あの世とこの世が交差する辻。生ぬるく湿った風はあの世から吹く辻風だった…(「つむじ風」)。ト占(ぼくせん)や祭祀を生業とする民族の血を受け継いだ女性。人の気を枯らし、死に至らせるという宿命を背負った女の哀しみ…(「雨女」)。いにしえよりその土地に伝わる言い伝え。その禁忌を破ったとき、平穏な日常が恐怖の異世界へと豹変する──。読めば読むほどじんわり恐ろしい、傑作ホラー8篇!

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澪(みお)つくし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明野照葉さんの本はこれが初めてでした。
    怖いとかいう感覚は私は感じなくて、ストーリー展開がすごくおもしろかったです。
    短編集なのですいすい読めて文章の魅力にはまってしまいました。
    これをきっかけに明野照葉さんを何冊か購入しました。

    0
    2010年05月13日

    Posted by ブクログ

    初めましての作家さん。
    本の紹介にある通り、哀しみと恐怖に溢れる作品ばかりですが
    本作は、読んでいる途中で不可解な恐れが湧き上がってくる。
    いわゆる不気味という奴ですね。
    不可解な事って、それだけで怖いでしょ。
    幽霊のソレとは違う、わからない事への恐れっていうのかな?
    同時に、そこには哀しみが寄り添

    0
    2015年05月16日

    Posted by ブクログ

    現代の「陰翳礼讃」かな。
    元気で 明るく 清らかに
    の 真逆にある
    不健康で 暗く 陰なる
    ものたちを
    しみじみと 描き出すと
    この 小説群となるのでしょう

    自分の中にある
    「陽」を求める心と
    「陰」に親しむ心の
    双方に連れて行ってくれる
    一冊です

    0
    2013年12月07日

    Posted by ブクログ

    最初の「かっぱタクシー」で背筋がゾゾってなった><
    ホラーと呼ぶほどではないけど、
    静かな怖さがある。

    0
    2012年04月23日

    Posted by ブクログ

    いろんなレビューを見ていると、
    この作者は当たり外れが大きいと書かれていたが、
    これはたぶん「当たり」の方でしょう。
    どの短編集もじんわりと怖さを醸し出していた。
    描写が巧みなので、容易に情景が目に浮かぶ。
    ただし、ちょっと説明がかった部分が多くてくどいかも。
    文章の中に組み込むよりは、
    あとで注釈

    0
    2010年01月12日

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