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主体的に生きる大人のための政治学入門! 美学者・東工大教授 伊藤亜紗氏、漫画家・文筆家 ヤマザキマリ氏、ライター 和田靜香氏、 新しい民主主義の発見に、推薦の声、続々! 民主主義は、選挙やデモだけではなく、私たち一人ひとりの暮らしの中にある。 元『クローズアップ現代』キャスターの国谷裕子氏を含め、12人の民主主義を実践する人との対話で政治学を学び直す本!
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Posted by ブクログ
民主主義って本の最後の方にも書かれてたけど言葉からの先入観があって、選挙のことをイメージするし、動詞的ではなく名詞的で、なんとなく主義というものに他人事感があったけど、この本読んでくうちに いやいやこれ自分のことやん、それこそ最近職場で感じたモヤモヤのことやん、、て腑に落ちまくりで内臓突き破られまし...続きを読むた。 あと、「はじめに」からこんなにハッ!とした書物はないかもしれない。 "自分達の社会問題を、自分達の力で解決していくのが民主主義です。いわゆる「政府」や「役所」も、そのための手段に過ぎません。私たちは今こそ、民主主義を自分たちのものにする必要があります。" インタビューとか対談形式の本は苦手やったけど、この本はもう読んでてこの対話自体が民主主義のひとつなのでは?と体感したし、宇野さんの解釈や まとめが分かりやすすぎて、スルスル読めた。人の考え聞いて自分の考えがひらめく、その連鎖的な会話をしてる時の、前のめりな感覚に読んでてなった。 SDGsや、(言いたいだけやんと思ってしまう)DXのちょっと難しそうな話を、具体的な課題解決事例が紹介されてるので今まで読んだどの説明よりもわかりやすかった。 あと、住んでる地域のこと、子育てのこと、女性視点のことなど身近な課題についても解決法やその継続の難しさ、工夫点まで紹介されてた。 役所との話し合いの苦労点とか、全員が同じ視点を持って話す工夫とか、今働いてる職場にも落とし込める話がいっぱい。 知識的書物じゃなく、なんかもう体験的書物という感じ、とにかくまず考えることが本当に大切、「人間は考える葦」とパスカルさん言いましたがほんまにそうです考え続けます、変えたいと思ったらまず動きます という決意表明で終わる感想。
【今後取り組むこと】 ・民俗学、地元学を学び、そこからOGやCOのヒントを得る ・民主主義が言葉だけで終わらないように、自分ができるCOGを探し、実行する ・情報、統計リテラシーについての本を読む ・公務員に就職するとしたら、どんな行政を目指したいのかを言語化する 【本の趣旨】 字面だけで民主主義...続きを読むを唱えていないか?民主主義という名詞を動詞にした「チャレンジオープンガバナンス」。 COGとは、市民と行政が共同で地域の課題解決に取り組むことである。 民主主義とは、COGのような活動をすることではないか。今は自治体レベルで活発になってきている、国政レベルまで 【活動で大事なこと】 ・批判は遠回り。行政との立場の違いを認識し、褒めるべきところは褒め、求めるべきこと は求めるべきことである。 ・強力なリーダーシップよりも多様なメンバーが多様なまま、自然に協力していけるような 小間使いのリーダー 【一番おもしろかった第四章より】 ●講=行事、会合 ・民主主義のアイディアは日本古来の伝統的な言葉の中にもある 「一揆」協力し合って行動を共にする 「社中」人々の対等な結びつき 「円座」 ・地域社会でア女性の役割が大きく、発言力が大きかった。近代化によって崩された 【その他気になったこと】 ・民主主義サミット ・SDGsと民主主義 民主主義の新たな共通基盤になる SDGSというものさしによって、多くの人と問題意識を共有することができ、企業とも 行政とも連携しやすい。住民同士の議論でも ・オオカミの護符と、うつし世の静寂に ・地元学 ・民俗文化映像研究所の姫田忠義 ・オードリー・タンのv台湾
民主主義を生活に落とし込んで実践している人々。 民主主義とは選挙で選んだ人に委ねることではないのではないか? 自分たちで実践していくことではないか?
知らない社会問題に本気で取り組んでる人の事例を知ることができた。 これにより、新たな関心の眼が出来たことが大きな成果。
宇野重樹さんとCOG(チャレンジオープンガバナンス)の参加者の対談集。 タイトルで惹かれて購入。 ついキャリアとしての目線で見てしまいがちだが、そういうのは一切忘れて考えを巡らすと、社会や地域に対する貢献欲が生まれたり、ここに、出ている皆さんの取り組みを素直にすごいと感じたり、自分でもできるのかな...続きを読むやりたいかなと考えられたり、できる。 ----引用---------------------------------- 「民主主義」という言葉には手垢がついてしまっていますからね。何かよい言葉はないものでしょうか。自分たちでこの町をよくしていくんだ、そのために自分もなにがしかの貢献をするんだ。それが自分のウェルビーイングにもつながるんだ、という意識を積み上げていくようなデモクラシーが、今必要な気がしますね。
貧困、出産、育児などの社会課題を自らの経験から解決策を生み出し、自治体レベルで取り組んでいる人たちとのインタビュー対談。多くは成果まではまだいっていない段階の活動だけれども、いろいろなきっかけを知るのは面白い。
市民と行政が協働して地域の課題解決を取り組む事を通じて日本に民主主義的な政治参加の文化を定着させたいという思いがよく伝わってくる。社会に貢献したいという素朴な気持ちから発展した6つのケースを考察する。 結果として自分で始めた人達のほとんどが女性だったというのはなかなか示唆に富む。データすなわち権力と...続きを読むいう妄想がデータ共有を阻むという話も面白かった。一方で日本人の統計リテラシーの低さが、データを捻じ曲げた解釈をのさばらせることにもなっているのではないかとも思うが、それを理由にオープンガバナンスを進めないのは本末転倒。
自分たちでこの町をよくしていくんだ、そのために自分もなにがしかの貢献をするんだ 自分たちのことは自分たちで決めたい、変えていきたい オープンガバナンス、民主主義を日常生活の中で肩肘張らずに実践していく、ことをCOGというコンテストで評価している オープンガバナンスという考え方は、アメリカのオバ...続きを読むマ政権が基らしい。
民主主義を名詞としてでなく動詞としておこなっていく。 地に足のついたデモクラシーの定着。 印象的な文章だった。
<目次> 第1章 ボランティアから始めた人 第2章 データで社会を変える人たち 第3章 自治体と一緒に始めた人たち 第4章 温故知新で地元をアップデートする人たち 第5章 目の前の一人を幸せにして社会を変える人たち 第6章 女性の視点から社会を変える人たち 第7章 座談会~これからの民...続きを読む主主義を考える <内容> COG(チャレンジ・オープンガバメンス)にコンテストをベースに、その優秀者(グループ)の人と、宇野重規さんとの対談集。COGは、自治体と市民・学生が協働して、地域を課題を解決することを目指すもので、コンテストの形でプレゼン大会を開いている。2016年度から始まっている。その優秀なグループの中核者を中心にした対談集で、一部審査側のメンバーの対談も入っている。 「民主主義」「政治」というと、構えてしまうし、日本が、世界が、悪い流れになっていると感じながら、遠い世界のように感じ、手出しできない気がしていた。しかし、「民主主義」は本のタイトルのように、「自分で始める」ところが大事で、目の周りを改善していくことから、最終的に世界を巻き込んでいく(スウェーデンのグレタさんのように)ことが、民主主義であるように感じた。奇しくも参加者に女性が多いのも気になった。そして、第4章の小倉美恵子さんのように、地域の前近代の営みを、現代社会の問題点改善に使う(使ったのは小倉さんではないが)視点が面白いと思った。江戸時代のような地域の普通の生活に、現代社会の問題点改善のヒントは隠れているのだと。
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自分で始めた人たち~社会を変える新しい民主主義
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