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脳梗塞を克服して退院した時、著者は自宅の庭のありきたりな立ち木の枝葉が陽に映えているのにしみじみ見入り、それを「迫りくる死のもたらす感覚の成熟」と覚った。老いなければ見られないもの、感じられないもの、極められないものが確かにある。死という最後の未来と向き合い、身にしみた老いの本質とは? 限りある人生を味わ尽くす全八章!
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Posted by ブクログ
石原慎太郎らしい主張の老いについてのエッセイ。親しい友人の死は悲しいけれど「俺はまだ生きている」という思いも抱くというのは若造にはわからない心境ですね。
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