気になる占い師、ぜんぶ占ってもらいました。

さくら真理子

突然始まった転落人生だった。金ナシ男ナシで人生の迷路にハマった痛女が、霊視、催眠療法、前世療法、手相、タロット、お札・護符、覚醒系ヒーリングなど、あらゆる占いやセミナーにすがって彷徨う「占い難民」に。総額一〇〇〇万円以上を注ぎ込み、各所で遭遇した数々のトンデモ体験を経て、ついに辿り着いた〝当たる占い師〟の見分け方とは！？

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: エッセイ・紀行 / エッセイ
• 出版社: 幻冬舎
• 掲載誌・レーベル: 幻冬舎文庫
• 電子版発売日: 2022年02月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

[ブクログ · ★★★★☆]

悩みの9割は人間関係と言いますが、またこの時期が来ちゃったよー。
数年に一度、人間関係で大きな山場を迎えるんですよねぇ。
私の場合、さそり座（太陽星座）、ＨＳＰ気質ということもあり、ちょっとしたことに敏感に反応し、ウジウジ……。
深いところまで悩みに悩み、メンタルやられるってのがお決まりのパターンとなってます。

今回は保育園の母親付き合いで悩みが……。
ここでは詳しく話しませんが、面倒な事が多いのです。クラスの母親全員（10名以上）が集まって飲み会があるとか。（これも近々ある）
飲み会については賛否両論あると思います。しかし、私は大勢の飲み会は本当に苦手なのです。そして、私の周りにいる人たちもそういうのが苦手なので、大人数の飲み会の企画自体上がらないんのです。（同類が集まるってこういう事なのかも）
この飲み会の話が出る度に、参加・不参加で毎回悩むのです。（娘の人間関係に影響が及ぶとなぁ、と思うと無下に断れないが、毎回断っている）
今年は卒園対策で親たちがいくつかのグループになり卒園の準備（アルバム作ったり、謝恩会の準備したり）をするため、1年間コミュニケーションをとる必要が出てくるんです。
これもマジで苦手。
（コミュ障には本当にキツイ試練だと思ってます）
近々ある大人数の飲み会に「参加する・しない」について数日悩んでいるのが現時点になります。（先日役割が決まったけど、飲み会に参加しないことがどう影響するか分からない）

このような人間関係の動きがあり、4月に入りメンタル疲れまくりで、読書も楽しめなくなっておりました。（楽しかったものが楽しめないって相当だと思う）
そうなると、私が頼るものはスピリチュアル。
「占い」です。
贔屓にしていた占い師が移転してしまったため、新規で見つけなくてはならないので、この本（「気になる占い師、ぜんぶ占ってもらいました。」）を参考にいたしました。
自分と占いの距離感について、改めて考えさせられました。

中でも本当にその通り！のフレーズがこちらです。

”占いは誰に見てもらうかより、鑑定してもらうタイミングの方が大事なのだ。”（抜粋）

まずは出口のない悶々を解消したい！のです。
それさえ解決できれば、ぶっちゃけ誰でもよかったりするんですよね。（利害関係のない人間なら）
「夫に話す」でもいいのですが、「占い」という目に見えないフワッとしたものの方が（私の場合）説得力があったりするのです。
このフワッとしたものの中に可能性や希望を期待してしまうからかもしれません。
あと、私の性格から神秘的なものが大好きな事もあると思います。

検索したら、近所に占いをしてくれるところがあったので、予約をしようと思います。
本で予習したし！
悶々が解消されることを祈って……。

[ブクログ · ★★★☆☆]

占いって気になるけど騙されたり洗脳されたり…ってちょっと怖い。そんなワタシが、1000万円以上占いに使ったという著者に大変興味を持った。

使うのと貯めるのは違うにしても1000万円ってスゴイ。さぞや色々な占いを体験しているのだろうと読み進めた。

当然だけど、著者は素人ではないから文章力がある。
ちゃんとした本になっているだけあって、素人がblog書きました的ではない。
様々な占い師との出会い、占い方法、占いのお告げ、著者の人生や悩みどころと照らし合わせ綴っている。

作家として占いと関わったからルポタージュなんだと思うけど、時間も行動力も金銭面も積極的じゃなきゃできないと思わずにはいられない。

都内にマンションも購入し、イケメン歳下のヒモ的彼氏と同棲、占いとは関係なくとも幸せになって欲しいなと思う。チャクラを開いてね！