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思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。まだ光は見えない。それでも僕たちは、夜明けを求めて歩き出す。どれだけ傷ついても、夜が深くても、必ず明日はやってくる。
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Posted by ブクログ
信じるって強いけど弱い。そんな裏腹な生き方を私たちもしているんだろうな。登場人物がその生き方を極端に生きている。 違う世界の様で、すごく近い世界。 キュッと胸が熱くなる物語。
407ページ 1850円 6月9日〜6月11日 高校で出会ったアキにマケライネンのことを教えた俺とアキとの物語。俺は突然父親を失い、奨学金を得て国立大学へ進学する。卒業後はテレビ業界に就職するが、その過酷な労働環境のため次第に俺の心は壊れていく。アキは劇団に入り、家族と称する仲間を得るが、大事に思...続きを読むっている人に恐れられ、逃げるように暮らす。 2人の青春を描いた物語だけど、赤裸々で苦しくて、追いたてられ、切羽詰まっていく感じが苦しかった。なかなか読み進められないと感じたけれど、早く先が読みたくて、何とも不思議な感じがした。実際の事件や出来事、マケライネンなどの実在の人 物が描かれていることが、現実の日常を描いているような効果をもたらしていた。
夜は明けるんだろうか。 文字から痛みを感じ続けた。 著者はこの苦しみを文字に文章にしながら どんな日々を送ったのだろう 願わくば 境遇という言葉で片付けさせない朝が来てほしい
現代の大人版キッズリターン!! 更にハード。 一生懸命、ただ一生懸命に生きたかった。 読んでいて苦しくなる。熱くなる。切なくなる。やりきれない。 こーすればいいのに誰かに頼ればいいのに、そう思うんだけど、そうは出来ないんだよね。 2人がとても愛おしくなった。
余りに重たい現実が粛々と書き連らねており、ともすれば読む事が辛いかも知れないが、ラストに僅かばかりの光がさす事で、確かに希望は存在すると思わせてくれた。 一日本人として、いつか「夜が明ける」事を祈らずにはいられない。
2人の男の人生の話。なんだけど、それだけではなくて、社会問題、特に貧困と労働についての強い強いメッセージが伝わってきた。 全体的には重いし、その重さのまま淡々と進むから、読み進めるのがしんどい時も正直ある。でも、それだけ私たちに、忘れてはいけないこと、考えることを放棄してはいけないと、叫びに近いエ...続きを読むネルギーを感じた。 自己責任論が蔓延する日本だけど、ひとつの解決策は、「助けを求めよ。」 制度はあるから、使え。使っていい。 そして、自分なら大丈夫、じゃない。誰だって、心を病む可能性も働けなくなる可能性も有している。頼って良い。1人で解決しようと抱え込まなくていい。家族に頼れなくても、そういう団体なり行政の制度がある。 でも、そういう考えに至ることが出来るのも、はたまた私が健康に働けて、一人暮らしもできて、この長い本を読む余裕も環境もあるってこと自体が、当たり前ではない。その恵まれている事実と罪悪感への折り合いをどう付けたら良いか、、私はまだ模索してます。
夜が明けるか… 。西さんの書く物語は、みんな息をしていて、存在してる。暖かな部屋でお腹を満たしながら本を読むことのできる私が、軽々しく感想を書けるような気持ちになれない読後感。ただただ彼らに心震えるような美しい夜明けを。
貧困、虐待、母子家庭、ネグレスト…でも若さで「あんべたくまぁ!」と吹き飛ばす力があったのに、社会に出てからのパワハラ、血を吐くまでの労働、居場所を失う役者。ほんとに読んでて苦しくなった。 でも夜が明けるんだと読み続けた。果たして…。 ご多分に漏れず、アキ・マケライネンを検索してしまった。 居なかっ...続きを読むたが、作者の細かいディテール描写のお陰でありありと想像できた。西加奈子はそういうのほんとにうまいなあ。 ADさんに対する見方が変わった。 そして、遠峰と森、女性は強かった。
本を閉じることが出来なかった。そう言う場合、大抵「面白かったー!!」って感想に繋がるんだけど、この本は全然違う。面白いかどうかという軸にない気がする。 苦しくて、臭くて、汚くて、醜くて、目を背けたいような何かを、ずっとみている気持ちになった。 それなのに、読み続けるしかない、本を閉じることが出来な...続きを読むい、これはどうしたことだろう。 世界は悪意に満ちていて、絶望しかないように見えて、でも優しさや美しさがあって、とっても複雑。 そんなことわかっていたはずだけど、そんなことを思った。 どちらを見るかは、自分で決めるしかないけど、この本を読んで、もし汚いものや悪意に満ちたものしか見えなくなってしまったら、そんな世界から助けてくれるのは、人だと思ったんだよね。 助けての一言を言ってはダメだと勘違いしていること、私にもあるなあ。 それで苦しくなることもあるなあ。 目を背けたくなるのは、私の中にもそんなところがあったからなのかなあ。 主人公たちが30代前半ってことにビビります。もう45過ぎてるかと思ったわ……なんて過酷な…… でもふと思えば、20代後半くらいに、もがき苦しんでいた子達がいた気がする。私も苦しかった気がする。 真ん中くらいまで我慢してたけど、モノマネバー(?)で働くようになった頃に、アキ・マケライオンを検索しました……実在しなかったとは……! ただ一つだけ気になったこと。 この本の主人公たちと完全に同世代なんだけど、 アキが高校生の時に福祉課に行ったら「スマートフォンをずっと弄んでる若い女」がいたそうだけど、当時はスマホはまだ無かった…。 あの頃はPHSで、5和音とかの着信音で、短いメッセージのやり取りだけだったと思う。ネットも携帯からじゃ満足に見れなかったはず…(たしか)
正直なことを言うと、終始本当にしんどくて、早く読み切りたいと思いながら読んでいました。読んでも読んでも、どこまで進んでも光が見えてこない。ずっと闇の中にいるような感覚で、ずっと昔から社会が見て見ぬ振りをしてきたありとあらゆる問題を詰め込んだかのような作品でした。 なんて感想を書けばわからないですが、...続きを読むこの作品を読んでリアルを感じ、問題に少しでも関心を持つこと、そういう場面に会うことがあれば自分がどうするのか手段を持つために、少しでも解決するために考え続けそれを続ける。おかしいと思うことにしっかりとNO!ということ。そしてそれをしている自分の力が社会の中で微力であっても、良くなっていくために必要だと自分自身を信じること。そんなことを考えました。子どもたちにも伝えていかなければならないことだし、大切な子どもたちが大人になった時にこんな社会でないように、私たち大人が変わっていくことが必要です。 どんな感想を持つかは人それぞれ。だけど、たくさんの人に読んでほしい作品です。
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西加奈子
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