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知的なものの見方・考え方はどうすれば身につくか~ 多芸多才で知られるリンボウ先生が、学問・読書・遊びの「方法」を愉快に語る。
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Posted by ブクログ
知性とは知識があることではなく、物事を理解する方法が分かっていることだという主張に強く共感しました。本の読み方や余暇の過ごし方、個人主義的な生き方にまで言及しており、自分が言いたかったことを全て代弁してくれたような思いです。人生の糧となる一冊でした。
読書録「知性の磨き方」5 著者 林望 出版 PHP新書 P92より引用 “頭のさして良くない人であってもね、何か営々孜々として怠ら ずに努めれば、必ずそれなりの功績はある。” 目次から抜粋引用 “知性とはそもなんであるか 良き研究者とよき教育者 「良い読書」という幻想 本はすすんで汚すべ...続きを読むし 精神の遊びと個人主義” 書誌学・国文学者である著者による、学ぶことの愉しみについ て記した一冊。 知的であるということについてから歌を歌うことについてまで、 読者に語りかけるような文章で書かれています。 上記の引用は、本居宣長の著作を引用しながら学びについて書 かれた項での一文。学問を目指す人には、とても希望を与えてく れる一文です。学問を目指していなくても、自分の無力さを嘆か なくてよくなりそうなので、私にとってもいい慰めになる一文で す。 何事もさっさとやめてしまうことなく、続けて生きていくこと で、つまらないことでも面白くなるかもしれません。結果が出る までが長いので、焦らずゆっくりと取り組みたいものです。 ーーーーー
安っぽいタイトルなんだけど、読書の意味、本と個人の関わり方についての見解に共感。 ・個人の内発的な動機による読書。 内的動機がないのに、意味や価値を押し付けても本はその 人の人生の楽しさとして、位置づけられない。 その人にとっての意味が必要 ・ダニエル・ぺナック読者の権利10箇条 1.読まない...続きを読む権利 2.飛ばし読みする権利 3.最後まで読まない権利 4.読み返す権利 5.手当たり次第何でも読む権利 6.ボヴァリズム(本の中のことに染まりやすい)の権利 7.どこでも読んでいい権利 8.あちこち拾い読みする権利 9.声を出して読む権利 10.黙っている権利
読書の幸福(P100〜P173) ○読書っていうのは、そういうときに、ここにカッコをつけて 強調したいんだけど、「その人にとっての意味」があると思う んですね。(P105) ○どんなものであれ、そのひとにとってモティベーションがある のであれば、その本の存在価値はある。(P107) ○内...続きを読む的動機なき読書を押しつけるということはね、こういう 鼻持ちならない人間を育てる可能性すら内包しているといわざる を得ません。(P111) ○だから、私は、内的動機のないところに、課題図書だの読書 感想文だのというような制度的な形で、やみくもに本を与える ということは、そういう危険をはらんでいるということを警告 したいんです。無理に与えなければね、そういうつならなかっ たなとかいうような先入主をもたせる機会もあり得ないわけだ から、何か内的な動機が湧き上がってきたときにね、自分が求 める本を自分で本棚から掴み出す。そのときを待つべきなんで す。(P114) ■内的動機を何で作るか、それは「座右の書」に出会うことな のではないか。 ○ダニエル・ペナック『奔放な読書』=「読者の権利十カ条」 第一条:読まない権利 第二条:飛ばし読みする権利 第三条:最後まで読まない権利 第四条:読み返す権利 第五条:手当たり次第なんでも読む権利 第六条:ボヴァリズム(小説に書いてあることに染まりやすい病気) 第七条:どこで読んでもいい権利 第八条:あちこち拾い読みする権利 第九条:声を出して読む権利 第十条:黙っている権利 ■とにかく、読書=敷居の高い、面倒くさいものという意識を 払拭してくれる、初級読書にはもってこいの文章。
昔の人特有の決めつけてかかる口調に少し苛立ちを覚えるのは図星をつかれたと思うからなのか。 「趣味は片手間でやるものではなくプロを超える気持ちでやらないとものにならない」「本をたくさん読んだからといって偉い人なるわけではない」などは何をやっても中途半端で長続きしない私には耳の痛い話だった。
・二元論の恐怖 →読書する人は頭が良くて、読書しない人は頭が悪い、といったゼロサム考え方 ・読書を否定するものではない ・読書に絶対性を求めることが問題 ・教養があっても悪い奴は一杯いる ・読書よりセックスの方が大事 →読書なしでも生きられるが、セックスしなかったら人類が存続しない...続きを読む(笑) ・これくらい肩の力を抜いた生き方が好き ・読書しても人間的に偉くなるわけじゃない。その人に対して何か力を与えるもの。
日本エッセイスト・クラブ賞と講談社エッセイ賞を受賞しているエッセイストにして、絵画、音楽、文学、書誌学も手掛けるリンボウ先生が、「知的生活」のノウハウを語ったものである。 リンボウ先生はまず、「知性」とは、外の世界と「主体的に」かつ「客観的認識をもって」交わっていくための「方法」のことであり、「知性...続きを読む」のある人とは、そうした「方法」を身につけていることであるという。換言すれば、たくさんのことを知識として知っているということではなく、学問の方法を身につけているということである。 そして、その「知性」を磨くための方法を、学問、読書、遊びの3つの側面から、ハウツー本的なトーンではなく、エッセイ風に綴っている。 以下は、本書の主題に限らず、私が強く共感した部分である。 ◆福沢諭吉の『学問のすゝめ』は、学問について考えるときに「これを読まずして、学問を語るなかれ」と言える名著であり、そこで説かれている通り、社会のあり方の根本は、一人ひとりがどれだけ自分自身の志として勉強をするか、すなわち「私の独立」を為しているかにかかっている。 ◆読書というのは、ある一時に、その人にとって意味を持つ、即ち、その人に対して、生きていく力とか慰めとか、何らかの力を与えるものである。 ◆本は自分で買って読むべきであり、背表紙のタイトルの存在は、その本を読んだ記憶を常にリマインドしてくれる効果があるし、自分が読んだ本が書棚にたまっていくということは、その人の人生の軌跡なのである。(この点は斎藤孝氏も強調している) ◆人との付き合いで大事なことは、仕事でも遊びでも、全幅の信頼関係に基づいて、「個人」として話ができることである。 リンボウ先生は最後に、「私は、決して一つのところに立ち止まらない。いつも何か新しいこと、自分にとっての未知の大陸へと、志向するんです。・・・そして、その忙しい生活に疲れたら、そっと休もうじゃないか。人里離れた山林に隠れて、あるいは古い友人とくだらぬ話にでも打ち興じて・・・」と語っている。 いまだに取り組むテーマを広げ続けるリンボウ先生の、思考と行動のベースがわかる一冊である。 (2005年9月了)
自分は今やってるぞ!!って張り詰めている時に、間違っている自分を直すきっかけや、安らかにしてくれる本だと思う。 まだ、今やってやるぞ!!って状態ではありませんが、、、、、
●学問をするということ 研究史と注釈が基本。 ・従来の研究はどういうところに目をつけて、どういうことを言っているか。 ・観察の対象を一つ一つ細かく見ていく。(例:文学においては言葉の一つ一つにどのようなバックグラウンドがあるか、ということ) ●教えるということ 学生が勉強していることを細かく指導す...続きを読むるのではなく、何か独善的な方法に陥ってはいないかをチェックし、修正する。 教えないことが正しいやり方 教わる側は自己流にやっつけるのではなく、まず模倣して寸分違わぬものをつくる ●ピックアップ 大学はモラトリアム=人生の猶予期間、時間をお金で買うところ 本当の趣味にするには、プロになれるくらいでないといけない
なかなかどうして痛かった本。 無夜はとても身勝手な教え方をしていたなあと思う。特に某人に。 知性とは何か。わかっていることを口語調でつづられている。 無夜は短気だからいい教師ではない。そういうこともわかる。 よかれと思ってしたことだったけれど、却ってその人のやる気を食いつぶしてしまった。 そ...続きを読むういうことに気がつけた。 そういう点では非常に良い本だった。
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