環境先進国・江戸

環境先進国・江戸

640円 (税込)

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人口が横ばいだった18世紀初頭から19世紀前半の日本。この間、人々の生活は着実に向上していった。生活の向上は環境破壊を招くことが多いが、当時の人々はそれを許さず、限られた資源を有効に使い回す「循環型社会」を築き上げたのである。モノが壊れたら修繕して使い、使わなくなったものはリサイクル。そのための専門業者が町を行き来するといった、環境にやさしい社会システムが、そこにあった。経済と人口が臨界点を迎えつつある今こそ、レンタル、リース、リサイクルという発想を持った当時の社会システムと人々の暮らしを見直すべきではないか。200年前の社会に、今、必要とされている「持続可能な開発」のヒントが隠されているのである。歴史人口学の専門家が、文明史、そして人口変動の波動の中で「江戸」を捉え、少子化と環境保全の切っても切れない関係を解き明かし、これら問題の解決策を模索する。「環境先進国・江戸」に学ぶ21世紀型生活。

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環境先進国・江戸 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年10月31日

    ・石油ショックの時、石油が全く輸入できなくなった場合の養える人口の試算結果は、4000〜5000万人だった。
    ・18世紀初頭から1世紀半にわたって人口は停滞していたが、民衆の生活は着実に向上していた。
    ・18世紀の農業は、乾田化による裏作とともに、し尿、大豆や菜種の油粕、魚の〆粕、イワシやニシンの肥...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月23日

    [ 内容 ]
    歴史人口学の専門家が、文明史と人口変動の波動の中で「江戸」を捉え、少子化と環境保全の切っても切れない関係を解き明かす。
    「環境先進国・江戸」に学ぶ21世紀の地球のあり方。

    [ 目次 ]
    プロローグ―二十一世紀を読むヒントは江戸時代にあり
    第1章 文明史における江戸時代
    第2章 成長と...続きを読む

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