ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
北極と日本を行ったり来たりする探検家のもとに誕生した、客観的に見て圧倒的にかわいい娘・ペネロペ。その存在によって探検家の世界は崩壊し、新たな世界が立ち上がった。なぜ、娘にかわいくなってもらいたいのか。なぜ、娘が生まれて以前より死ぬのが怖くなったのか。......娘を観察し、どこまでも深く考察していった、滑稽で純真で感動的な記録。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
物事を小難しくも面白可笑しく捉えて、父親としての若さ故の筆の勢いも相まって勢いと著者の感覚の深さがどちらもリアリティを持って読めた。 父性とは?女児も既に女性である。といったトピックについて真摯に考察している。タブーや思春期にまで成長した娘ちゃんに臆することなく真っ向から書いているので示唆に富む。良...続きを読む書。 18歳の私に少しだけ子供が育つことへのイメージが湧いた。
最後の、少し大きくなったペネロペちゃんの頑張りが爽快な感じだった。 普段の探検、冒険を書いた作品よりも冒険のような感じがする。
娘や妻との関係を鋭く考察されている。 極地に探検に行って、生きて帰ってくる人間に求められる資質。 「朗らかさと鋭い観察眼」は欠かせないのだろうなぁ~と ゲラゲラ笑いながら読み進めつつ感心させられた。
『極夜行』や『冒険家の日々本々』などでチラチラと触れられている、角幡さんの奥さんと子どもさんのこと。そっか、子どもさんいるんだ、一年の半分近くお家にいないのに子育てとか家庭生活とかどんな風になってんのかなぁ、という、半ば芸能人の私生活覗き的な興味で読んでみた。 『冒険家の…』で角幡さんは、就職、結婚...続きを読む、子育ては、登山家にとって人生の三大北壁であり、誰もがその前に登山家人生を諦める難事業だと言っている。じゃあ角幡さんはどうなのかというと、日本にいる半年の間、ペネロペちゃんを愛することに全力を傾けているらしい。ペネロペちゃんを連れてご近所を歩き回るときは、その愛らしさで近所の人の相合が崩れる様に悦に入り、山歩きを共にしては山頂に到達したペネロペちゃんの姿に涙している。とーっても普通のお父さんだ。いや、むしろ、昔、うちの近所に住んでた、マグロ漁船に乗って半年家を開けるおじちゃんよりもずっと子どもにエネルギーをかけている点では、立派なお父さんかもしれない。 角幡さんによれば、子どもは忍び寄る老いの恐怖から目を逸らすための、人類にとって唯一の希望なのだという。その見方には、強い共感を覚える。ペネロペちゃんにドン引きされるリスクを背負いながら、娘と父のタブーにまで踏み込んで父娘の日々のありったけを綴ってくれた角幡さんに、拍手。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
探検家とペネロペちゃん
新刊情報をお知らせします。
角幡唯介
フォロー機能について
「幻冬舎文庫」の最新刊一覧へ
「エッセイ・紀行」無料一覧へ
「エッセイ・紀行」ランキングの一覧へ
アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極
エベレストには登らない
エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014
書くことの不純
第45回大佛次郎賞受賞記念講演 結婚と冒険(角幡唯介トークス)
カムチャツカからアメリカへの旅
極夜行
極夜行前
「角幡唯介」のこれもおすすめ一覧へ
▲探検家とペネロペちゃん ページトップヘ