つぶて

中沢厚

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弥生投弾，古代・中世の石戦と印地の様相，投石具の発達を展望しつつ，願かけの小石，正月つぶて，石こづみ等の習俗を辿り，石塊に託した民衆の願いや怒りを探る。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学
• 出版社: 法政大学出版局
• ページ数: 338ページ
• 電子版発売日: 2021年11月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 83MB

[ブクログ · ★★★★★]

スリングショットやクロスボウ、果ては成田闘争の関係の人が使ふ豫定であったカタパルトに至る投石機、印字打ちなどの石投げ信仰、朝鮮の、石投げ行事とそれを演習にして16世紀に朝鮮人が秋津島の一部をボコった件、他どういふ理由で人は石を投げたかに関するいろいろ。
　スリングはある処から放射状にぶわあっと伝播説を、どういふ風にあほか説くなどけっこうおもしろい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

「石を投げる」ことに注目した一冊。古代ヨーロッパの投石機から、著者が少年時代に経験した石投げまで、様々な投石を技術面、習俗面から紹介しています。古代からかくも人は石を投げたのか。