おはようおかえり

おはようおかえり

1,400円 (税込)

7pt

真面目な姉と自由奔放な妹。二人の姉妹に訪れる思いがけない出来事とは――北大阪で70年続く和菓子屋「凍滝」の二人姉妹、小梅とつぐみ。姉の小梅は家業を継ぐため進学せず、毎日店に出て和菓子作りに励む働き者。妹のつぐみは自由奔放。和菓子屋を「古臭い」と嫌い、大学で演劇にのめり込みながら、中東の国に留学したいと言って母とよく喧嘩をしている。そんなある日、43年前に亡くなった曾祖母の魂が、何故かつぐみの身体に乗り移ってしまう。「凍滝」の創業者だった曾祖母は、戸惑う小梅に「ある手紙をお父ちゃん(曾祖父)の浮気相手から取り戻してほしい」と頼んできた。手紙の行方を辿る中で、少しずつ明らかになる曾祖母の謎や、「凍滝」創業時の想い。姉妹は出会った人々に影響されながら、自分の将来や、家族と向き合っていく。「ビストロ・パ・マル」シリーズの近藤史恵が描く、少し不思議であたたかな傑作家族小説!

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おはようおかえり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    和菓子屋が舞台の、暖かいホームドラマのよう。

    エジプトに留学をしたい妹に、ある日、曾祖母が乗り移り、
    曾祖父の愛人に渡した手紙を戻してくれと、懇願される。
    ちょっと不思議で、暖かいストーリー。

    0
    2023年07月04日

    Posted by ブクログ

    いい意味で思っていたのと違う展開ですごく面白かった。姉妹っていいなぁ。人と人との関係って綺麗なことばかりじゃないけれど、いろんな偶然とかバックグラウンドとかが混ざり合って、交わっていくんだなぁ。

    0
    2022年09月12日

    Posted by ブクログ

    曾祖母が妹に憑依する、ファンタジー設定の家族ドラマ。女性の社会の在り方や、目標の持ち方は、現代の女性のテーマに通ずると思う。
    怖くないからなんでもできる、ではなく、
    怖くてもそれでも歩き出せる。
    あの人は前向きだから、と思ってた人も、実は怖いのかなと思った。怖いからやめる選択は、やめようと思った。

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    和菓子屋さんを舞台に、その曽祖母の思いや、父が在日であることへの葛藤などが描かれる。
    曽祖母がつぐみに乗り移るという、ファンタジー要素がありつつ、けっこうスルッと楽しく読んだ。

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    近藤史恵の日常ミステリ家族小説。和菓子屋の姉妹の話だった。
    近藤史恵の作品には多いけれど、さらっとゲイの人が出てきたりするんだよな。そういう描写が嬉しくなる。
    作中で明かされる主人公と主人公家族のある事柄に私は自分のフィルターをべりっと剥がされた感じがした。
    曾祖母のことについて探りながら主人公が自

    0
    2024年01月29日

    Posted by ブクログ

    自分は逆に外に出たがる妹に、お姉ちゃんも家業に縛られなくてもいいと思うと言われた時に
    「この世の中で、なにか特別できらきらしたものを見つける人なんて、少ししかいないのではないのだろうか。
    それを見つけないと充実した人生と言えないのなら、自由でいることだって抑圧的だと思ってしまう。」

    「たった一度の

    0
    2023年12月16日

    Posted by ブクログ

    「おはようおかえり」
    言われた記憶はないのに、なんだか懐かしい響き。
    もしかしたら祖母に言われた事があったかな?
    なんだか亡くなった祖母に会いたくなった、、、。
    喧嘩ばっかりしてたのにねwww

    あとは、めちゃくちゃ和菓子が食べたくなる。

    0
    2023年08月08日

    Posted by ブクログ

    和菓子屋「凍滝」(いてたき)の姉の小梅と妹のつぐみの姉妹の物語
    活動的なつぐみに曾祖母の榊が憑依する
    曾祖母には心残りがあるらしい
    その秘密を姉妹で解き明かす物語
    震災やLGBTや朝鮮人問題なども触れられている
    和菓子やカレーが食べたくなった

    0
    2023年08月06日

    Posted by ブクログ

    人に対する考え方
    勝手な偏見

    私にもあるなっと反省

    愛情の難しさ
    祖母も昔は娘だった

    とか当たり前の事を
    改めて考える

    0
    2023年01月22日

    Posted by ブクログ

    ストーリーとしては興味がそそられたけど、
    モヤモヤ感もめちゃくちゃ残る。

    登場人物にチョイチョイ秘密があるけど、
    あっさり流れていった。
    必要ない情報なわけではないけれど、
    今の時代の流行のように使われている感が否めない。

    0
    2022年11月19日

おはようおかえり の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2021年11月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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