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春の宵、教会の庭で神父が刺殺された。キャレラたちが調べていくと、麻薬密売をめぐる少年たちの争いや、悪魔崇拝を行なっている教団など、教会の周囲にはさまざまな怪しい影があった。神父自身もなにか大きな悩みを抱えていたらしい。はたして、聖職者の背にナイフを振り下ろしたのは誰か?
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Posted by ブクログ
87分署シリーズ♪こんなこと言ったらアレだけど鬼門がなくなってよかった一冊です( ̄▽ ̄;)ハル、職権濫用ひどいなぁと思いながら読んでました(笑)刑事部屋に平和をプリーズ('ε'*)相変わらずの季節感でアイソラの風景は素晴らしいね。
再読。★3 ハル・ウィリスと恋人マリリンが過去の因縁に悩まされる事件と、神父が刺殺された事件が並行して描かれる。 前回読んだ時は全体を覆う暗鬱な雰囲気と凄惨さにのまれて★5をつけたのだったが、今回はそこまでの刺激を受けなかった。 特に悪魔崇拝の人らに関しては「くだらないことやってんなーどうぞご勝手...続きを読むに」といった感じで、熱を持てず流し読みに。 昔は悪魔崇拝という響きだけで興味を持って読めたんだろうが、やってることは雰囲気づくりをちょっと凝った乱交パーティと変わらなく思える。遊びでやってるんじゃないというようなことを代表が言ってたので、より具体的な心理や背景があれば楽しめたかもしれない。 結局悪魔が微笑んで終わり、という筋書きだったが、過去の自分はこれに後味の悪さとそれなりのショックを受けたことを覚えている。 しかし今回はそういった感情移入も無く、「ああ、母ちゃん息子を追い払いたかっただけなのね」と話の筋を確認するだけで終わってしまった。 キャレラが教会に行かなくなった理由(神父に「一番忙しい時期にきた」と嫌味を言われたこと)が挿入されるが、あの話と神父を殺してしまった少女の「裏切られた」という感情がリンクする。 キャレラの話は思い出として描かれただけで、犯行の布石として描かれたわけじゃないかもしれないが、違う結果を生んだふたつの裏切られた話、殺意の大きさは少女の信仰度の大きさの裏返し、こういう点に関心を惹かれる。
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