プレイボーイの帰還

ジュリアナ・モリス / 山ノ内文枝

ニッキーが恥ずかしがり屋の少女だったころ、上級生のアメフト選手、ルークは憧れの存在だった。熱いキスをされて天にも昇る気持ちになったけれど、ただからかわれていただけだったなんて。あれから長い月日が経ち、彼が再びこの町に戻ってきた。ニッキーの恩師であり、彼の祖父である老教授の面倒をみるために。たとえ再会しても、もう惑わされることはないと思っていた。遊び人には懲りたし、わたしだって大人になったのだもの。ところが、祖父を気遣う彼の笑顔が優しく、ニッキーの胸はまた、甘くうずいてしまうのだった。■優等生のニッキーとアメフトのスター選手ルーク。思春期特有のコンプレックスや挫折に阻まれ素直になれなかった二人は、時を経て再び惹かれ合います。同時に過去のわだかまりとも向き合うことになり……。共感を呼ぶピュアな物語をお楽しみください。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・イマージュ
• ページ数: 156ページ
• 電子版発売日: 2011年01月31日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

普通に良いイマージュ。いい話系でロマ度低め。
小さな町のアメフトヒーローがケガで皆の期待を裏切って以来、居心地が悪くなり都会に出てしまっていたのが、戻ってきて故郷に根を下ろすという話なので、「プレイボーイの帰還」というより「ヒーローの帰郷」という感じなんだけど…と思ったら、原題もThe Hometown Hero Returnだった。

[ブクログ · ★★★★☆]

高校時代アメフトのスター選手だったヒーローと優等生なヒロイン。
ヒーローが怪我をしてヒロインが勉強を教えるようになって関わり合いになるが…。

過去の過ちから愛を信じないヒロインなのでその過ちの一部であったヒーローのことも終盤ギリギリまで信用できないでいる。
そんなヒロインがヒーロー祖父に背中を押されヒーローを追いかけてシカゴまで行く姿がよかった。
このヒーロー祖父がとてもいい味してた。
読み終わった後に心あたたかくなるような優しい話だった。

邦題は合ってるっちゃ合ってるんだけど違和感。