山伏地蔵坊の放浪

山伏地蔵坊の放浪

550円 (税込)

2pt

3.2

地蔵坊先生お気に入りのカクテル『さすらい人の夢(ボヘミアン・ドリーム)』の二杯目が空く頃、物語は始まる。土曜の定例会で山伏の先生が聞かせてくれる体験談ときたら、ローカル線の犯人消失、崖に住む新興宗教家の死、トリュフに端を発する真夏日の事件、雪と共に降って湧いた博士邸の怪など、揃いも揃って殺人譚。ことごとく真相を看破したという地蔵坊が、名探偵行脚さながらの見聞を語る七話を収録。

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山伏地蔵坊の放浪 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『ローカル線とシンデレラ』
      故郷に帰ってきたアイドルのストーカーの死。電車の中で起きた殺人事件。

    『仮装パーティーの館』
      地蔵坊の迷い込んだ館の仮装パーティーで起きた殺人事件。バットマンとダースベーダーの謎。

    『崖の教祖』
      新興宗教に入信した恋人を奪還しようとする婚約者。教祖の爆死の

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    この作者の本を初めて読んだのは、たしか新本格のブームのさなかだったように思う。
    綾辻行人や法月綸太郎や新本格を標榜する作家たちの本を読みあさった日々。
    確かに、それぞれの作品は楽しめた。
    が、あのころ新本格でがんばってきた人達で

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ある街のバーを舞台に山伏が語る、安楽椅子探偵もの。探偵役の人物があまり描かれないので、物語としてはあまり深入りできなかった。

    0
    2018年04月12日

    Posted by ブクログ

    毎週土曜日、スナック「えいぷりる」にて山伏の地蔵坊が全国行脚の途中で出会ったという信じがたい事件を肴に酒を飲む、紳士服屋の若旦那・写真館を営む夫婦・藪歯医者・ビデオ店経営者。
    フーダニット、ハウダニット。いわゆる犯人当て小説の短編集で全7話です。

    全編、地蔵坊の話が一段落したところで聞いている面々

    0
    2010年09月27日

    Posted by ブクログ

    胡散臭い山伏がストーリテラーの探偵?小説。短編集なのでさくっと読みやすくてよかったです。
    けどラストの話がいまいち。流石にそれはちょっと無いだろうって感じだったので。ちょっと面白くない展開だったなぁと。

    0
    2010年05月29日

    Posted by ブクログ

    毎週土曜日、バー「えいぷりる」に集まる5人の目当ては、山伏の地蔵坊が語る、自らが体験し解決した不思議な事件の話。
    木戸銭代わりに山伏の飲み代を肩代わりし、今夜も彼の話に耳を傾ける。

    タイトルを見ただけでは、どんな内容なのかさっぱりわかりませんでした。
    山伏の地蔵坊が、その旅の途中に偶然であった不思

    0
    2010年01月15日

    Posted by ブクログ

    修験者の正装に身を包んでスナックに現れる山伏地蔵坊。カクテルを片手に、不思議な事件の話を物語る。
    ノンシリーズの短編集。安楽椅子探偵もの。
    収録作品は、「ローカル線とシンデレラ」「仮装パーティーの館」
    「崖の教祖」「毒の晩餐会」
    「死ぬ時はひとり」「割れたガラス窓」「天馬博士の昇天」
    個人的には「ロ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     再読にも関わらず、一つも真相を見抜けない。「毒の晩餐会」冒頭、悪いダイイングメッセージの例だけ記憶にあった。
     語り手「僕」は地蔵坊の話を終始眉唾で聞いている。最終作、いらぬ詮索をしたことが災いしたか、山伏はどこかへ旅立ってしまう。
     これで終りにするのが惜しまれる探偵なので、火村英生シリーズにゲ

    0
    2022年06月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    山伏が自分の体験談を話すという連作短編集。有栖川有栖の初期の作品。何つーか、読んだ先から忘れていきそうな感じ。つまらない、という感じではないんだけどね。一話一話、山伏に関する説明が載ってるのが面白かった。

    0
    2017年02月14日

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