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Posted by ブクログ 2021年11月12日
論文形式で書かれた短編小説集。ではこの作品は終わらない。小説と論文という正反対の方向性を持つ種類の文章の中間に全く新たなジャンルを確立している。文章は存在するはずだった世界を抜け出し、私たちのいる現実世界へと浸出すると同時に私たち自身もすでに異常論文の世界に取り込まれている。記述されている異常論文が...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月27日
面白い。とても。
星新一賞で初代グランプリの方の作品も論文形式を取っていた。他にも以前京都で開催された異世界生物学?みたいなものも異世界の事象(例えばドラゴンの吐く炎)を研究して考察するみたいなお遊び半分真面目半分のものでとても楽しかった。
論文やレポートという形は現実と虚構の認識が重なって、空想の...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月05日
しばらく前に買い、読み進めていたものの途中で挫折。ゴールデンウィークに時間があったため、ようやく読み終えることができた。
内容は本当に意味不明。巻頭言にもあったが、現実と虚構が入り混じりすぎている。登場している作家ですら現実なのか虚構なのか、実際にはいないんじゃないかと思ってしまうほどの異常さ。自...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月08日
なかなか読むのにエネルギーを費やした本だった。そもそも論文を読みなれていないので、正常な論文と異常な論文との区別がつかない私である。どう読み、どう感じればいいのか戸惑う作品だった。異常論文とは事実を追求すると見せかけた虚構と思えばいいのだろうか。難しい作品ばかりだが、最初の「決定論的自由意志改変攻撃...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月02日
学術論文の体を取った虚構作品を”異常論文”という定義し、23本の作品を収めたSFアンソロジー。23本もあれば多様性も極めて高くなっており、質のバラつきはあるものの、数作品に関してはちょっと驚愕してしまうようなクオリティであり、アンソロジーとしてのレベルは非常に高い。
最も驚愕したのは、鈴木一平+山...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月26日
小川哲さんの「SF作家の倒し方」がくだらなすきて面白い。人気SF作家の人となりが伺える、
・柴田勝家さんは巨漢のいい人らしい。
・樋口恭介さんは空気読まない系らしい。
・藤井太洋さんは腕を失った場合を想定して片手タイピング練習しているらしい。
・高山羽根子さんとのビブリオバトル悪口に笑う。
・宮内悠...続きを読む
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