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イノベーションこそが世界秩序を形成してきた。技術革新が起きる現象を広く産業革命と捉え、第一次産業革命(1760~1830年代、軽工業)、第二次産業革命(19世紀後半~20世紀初頭、重工業)、第三次産業革命(20世紀後半、IT・情報)、第四次産業革命(2010年代以降、IoT・AI)の四段階に分け、世界経済の変遷をたどり直す。経済体系の変遷や社会経済発展・分業との関係など多様な論点を交え、持続的な世界経済の運動として産業革命を大局的に描き出す。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年02月19日
読み応えがあり、歴史を踏まえつつ、まさに2022年の今現在の問題意識に一つのパースペクティブを提示する良書。
タイトルの産業革命史から想起されるいわゆる歴史的な著述は全6章のうち3.5章分くらいだろうか。その後の部分は歴史というよりももっとフレッシュな2010年代からのトレンドと、さらに今に近い3年...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月10日
北京での冬季オリンピックが始まっています。その会場内でで中国政府はデジタル人民元の導入を行っているとの報道があります。ここでの実績をテコに中国は人民元をデジタル時代の基軸通貨にしようとする意志の表れだと思います。スポーツの祭典という祝祭の場もイノベーションの実験場になり、世界の構造を決める機会になっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月11日
良書 4つの産業革命を軸に各時代の特長と、産業革命の意味を、あくまでも、ものつくりの視点から確認をしている。
第一次産業革命 動力とエネルギー 蒸気機関が英国を世界の覇者に仕立て上げた
第二次産業革命 重化学工業 アメリカとドイツの台頭、大量生産の時代
第三次産業革命 情報革命、オートメ...続きを読む
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