敗戦日記

敗戦日記

1,309円 (税込)

6pt

4.2

“最後の文士”として昭和という時代を見つめ続けた著者の戦時中の記録。昭和二十年の元日から大晦日までを収録。

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敗戦日記 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    作家高見順が昭和20年1月1日から12月31日まで書き綴った日記。鎌倉坂井市、小説家と東京を往復する日々が綴られる。
    銃後の生活の実態が垣間見られたり、空襲の焼け跡の悲惨さ。本土決戦への覚悟。一方で愛国精神を声高に叫ぶ者への冷ややかな目。真実を発表しない軍部や報道への怒り。敗戦後の日本人のみすぼら

    0
    2019年11月14日

    Posted by ブクログ

    現在、戦中日記を読めば、100人が100人とも同じ感慨を抱くのではないか?すなわち「まるで、今のウクライナのようだ」。

    いつも空襲警報は鳴り放し、昨日まであった飲み屋が、学校が、思い出深い建物が、今朝見れば瓦礫と化している。それでも、驚くほど人々は暮らしている。もちろんおそらく「明日は死ぬかもしれ

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    『書け、病のごとく書け、業のごとくに書け、痴のごとくに書け。』

    文筆家の高見順は学生の頃から日記をつけていた。
    その膨大な日記から、終戦の年である昭和二十年の一年間の日記を「敗戦日記」として出版したもの。
    高見順自身が潔癖症に近い性質を持っているようで、思考の方向は決して明るくはないのですが、当時

    0
    2019年04月06日

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    作家の高見順が執拗に書き続けた日記のうち、1945年1月から12月までの一年間を編纂した日記集。

    居住地のある鎌倉での空襲警報に怯えながら、銀座や浅草など、空襲で焼けた都市部の様子や、そこでの生活の模様が余すことなく描かれ、敗戦直前・直後の東京がどのような状況下を把握する上で1級のドキュメント。

    0
    2017年10月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    山田風太郎の戦中日記を読んだときは、その旺盛な食い意地に笑ってしまった。
    何しろ若かったから、食べることだけが楽しみだというその文章に、実に説得力があったのだ。

    けれどこの日記を書いたとき、高見順は39歳。
    それなりの大人なのである。
    鎌倉に住みながら、仕事のためにしょっちゅう東京に出てきては、戦

    0
    2019年08月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

         -2007.09.07記

    昭和20年の1月1日から終戦の詔勅を経て12月31日までの、中村真一郎に「書き魔」とまで言わしめた文人の戦時下の日々を執拗なまでに書き続けた日記。
    おもしろかった。敗戦間近の極限に追いつめられた日本とその国民の様子がきわめて克明に記述されている点、また敗戦後のマ

    0
    2022年10月16日

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