国萌ゆる 小説 原敬

国萌ゆる 小説 原敬

2,090円 (税込)

10pt

3.4

2021年は没後100年――平民宰相と呼ばれ、日本の政党政治の礎を作った稀代の政治家・原敬の激動の生涯を描く大河小説!


日本初の本格的政党内閣を率いた政治家、激動の生涯。

理想の国家を目指した平民宰相・原敬。

没後100年記念、傑作大河巨編!

憲政史上初の「平民宰相」原敬。盛岡藩士の子として生まれ、戊辰戦争での藩家老・楢山佐渡の死に際し新しい国造りを志す。維新後士族をはなれ平民となり、新聞記者、外交官、官僚として頭角を現し、政治の世界へ転じたのちは藩閥政治から政党政治への刷新を掲げる。第19代総理大臣となり日本の政党政治、民主主義の基礎を築くが、1921年11月4日、東京駅で暗殺される。原の出身地・岩手在住の歴史時代作家が、理想を追い続けた稀代の政治家、そして家庭での知られざる等身大の姿も描ききった、渾身の大河小説。


「高き理想と、豊かな人間性。平谷美樹は、総理大臣のあるべき姿を活写した。日本の未来はこの小説の中にある」
細谷正充氏(文芸評論家)激賞!

今の世に原敬がいてくれたら――幾度となく読んだニュースにも出てきた盛岡の先人「原敬」でしたが、彼の功績や思想だけでなく、ニュース原稿では決して伝えられない人間臭さまでも感じることができました。
浅見 智氏(IBC岩手放送アナウンサー)絶賛!



〈目 次〉
序章 遺書
第一章 柳の若葉
第二章 法学生の「一揆」
第三章 賊軍の正義
第四章 天津、パリの日々
第五章 陸奥宗光との出会い
第六章 遥かなり政党政治
第七章 政治家として、父として
第八章 首相への道
第九章 平民宰相
終章 柳は萌ゆる

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国萌ゆる 小説 原敬 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    史実をなぞりつつ、「賊軍としての反骨心が、世間の荒波に揉まれながら、どう地ならしされて原敬という政治家が誕生したのか?」という成長譚になっています。
    作者さんは岩手出身・在住なのですね。だからなのか、本作の原を支える背骨が、終盤まで一貫して、楢山佐渡の死というのが珍しい切り口。原の台詞や心情に、作者

    0
    2022年07月16日

    Posted by ブクログ

    この作家はいい本をたくさん出しているので、読んでみた。
    原敬の出身でもある東北の作家平谷さんの、資料をたくさん読み込んで尊敬する人物像の少年時代から語る。

    幕末の東北ではどんな政治が行われていたか?
    江戸以西とはいささか違い、天災に続いて見舞われ、生死をかけた百姓一揆が起こる。
    当時、百姓といえど

    0
    2021年11月19日

    Posted by ブクログ

    単なるヒーロー譚ではなく、政治家として原敬がどのようにのし上がっていったかが書いてあり、わりと生々しい内容だった。読みやすくわかりやすい文章。

    0
    2024年01月08日

    Posted by ブクログ

    原敬の生き様と、当時の日本の、現代の日本との文化、時代間の違いで起こるエゴを忠実に描かられている。
    紳士、謙虚、勤勉、の定義や言語化した
    フレーズが特に印象に残った。
    「人を評価、ダメ出しをする際は
    常に自分はどうなのか?と自分に問いたてから
    発言する事が必要なのではないか?
    何故なら、言うに等しい

    0
    2023年09月04日

    Posted by ブクログ

     平民宰相となった原敬の青年期から晩年までの生涯の物語。会津藩を救うため奥羽越列藩同盟に加盟した盛岡藩は、戊辰戦争戦争では旧幕府側につき敗北することになる。
     薩長土肥が牽引した新政府では、賊軍となった南部藩には厳しい時代が続く。維新後、新聞記者になり外交官や官僚の道を歩む。政界に転じると、藩閥政治

    0
    2021年11月05日

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