ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
12pt
フランシスは作家志望の21歳の大学生。かつての恋人のボビーと共にダブリンでポエトリー・パフォーマンスを行っている。二人の才能に目をつけたジャーナリストのメリッサと親しくなるが、フランシスはメリッサの俳優の夫に惹かれていく……。BBCドラマ化決定
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
様々なタイミングでバランスが変わるシーソーのような人間関係。読んでいくうちに、あれ、地固まつまちゃうの、と少々物足りなさを覚えたけれども、この展開は(笑)。生きている限り、人と人とは触れあい、作用して、刻一刻と変わっていくのでしょう。 「カンバセーション」というのは通り一辺「会話」「おしゃべり」と捉...続きを読むえていたけど、作中にも出て来るけれども、「交際」という意味もあるんだね。 変化というのはよいことばかりではなく、更に、固定しないことで安住の地ではいられないのだけれど、それでも、生きているってことだよなあ。とりあえず、感想メモ。
会話をするのは難しい。相手がどう思うか、傷ついてるのか、ってどんなに知った関係でも意外と分からないものだなと思った。特に自分の機嫌が悪かったり相手に馬鹿にされてるとか思って、相手に意地悪で言ってしまったりすることも普通にあるから。そうゆう時は「どうせこんな風にいってもあなたは傷つかないし、私が何を思...続きを読むってるかなんて分かりっこないだろうからね」みたいな気持ちになるよねー。みんなに少しずつ共感した。最後の終わり方も現代的?で良い。いいことと悪いことと、自分の気持ちと、周りの評価と、意外と噛み合わない行動するのが人間で、それによって世の中複雑になってる。 サリー・ルーニーさんの本は2作目。2作品読むと、彼女の普段考えてることとか、大学時代とかなんとなくわかった気になってしまう。きっとこのキャラクター達自身や彼女たちの友だちのような人なんだろうなと。反資本主義、家父長制反対、パーティで時事問題や文学作品について友だちと話す感じ。この人の本読むと、トリニティ大学のようなトップが集まる大学で文学や政治学を勉強してる学生たちはこんな感じなのかなーという面白い学びがある。正直、大学の友だちとそんな会話全然してなかったなぁ、。(学部的には国際政治や文化の話をしてても全然おかしくなかったけど。)日本だとそうゆう話って憚られるんだよなぁ。友達と仕事や恋愛について語ることはあっても、この社会のあり方や時事問題についての話をすることってほんとない。それって残念だなと思う。見て見ぬふりして関心を持たずに会話にも出さないことで、どれだけ日本社会が衰退してるか考えると悲しくなる。
自分が傷ついているのを見せるのは負け、それで相手に辛辣な言葉を吐いてしまう。そういう場面が、何度も繰り返し出てくる気がする。 ボビーもフランシスも、近くにいたら仲良くできないし面倒な子たち。でも自信家に見えるボビーがふと吐く本音、やめとけよーと思うけど、混沌に飛び込んでくフランシス。2人とも清々しか...続きを読むった。
彼がいつものように全部小文字でメールを書いていたので、気が楽になった。こんな緊迫した状況で大文字を使われたら、もっと大事件に感じたことだろう。
21才頃のアイルランドの知的な女子大生とさらに知的で美しいレズビアンの友達、そこに入り込む気弱なイケメン俳優と作家の妻の夫婦の間の人間関係をメインにゆっくりと少しづつ人間関係が動いて戻ってまた動いてしていく。ゆったりとした、だけど感情の起伏は激しい物語の流れの中で人と人の間の微妙なつながりやずれが詩...続きを読む的にに描かれる。会話と地の文が一続きになったクールな文体が不思議と癖になり、性別も年も違う主人公の心になんとなく寄り添ってしまう自分がいた。
「年上の既婚男性と不倫」という枠にはめたくなるけど、二人や取り巻く人たちにそれぞれの事情があって、全く一筋縄ではいかないというのがリアルだった。ニックとの関係に悩むフランシスの本音とか、完全無欠の勝者のようなメリッサが見せる弱さとか、共感するところも多く、登場人物たちに感情移入して読めた。
シンプルな文章が良かった。 フランシスは知的に振る舞うけど 時々痛々しさを全面に出してて(多分無意識) そこが読んでて自分にも同じシーンではなくても 似たような振る舞いをしてたなあと思い出した。
内容に反して透明感のある小説。そのためか、主人公の人生に優しく寄り添うことができた。改めて、自分自身に孤独に向き合う誠実さを持ち続けたいと思わされる、読後感の良い本だった。若いって羨ましいけど…実は色々と大変なのだ!
どこを読んでも、文章が美しいと感じる本だった。 情景が浮かび上がり、その中に浸れるような感覚。 話の内容よりも、読んでいてその満足度を感じる方が大きかったかもしれない! あとは装丁好き!!!
大学生のフランシスとボビーは、元恋人同士だが、今は親友として二人で詩のパフォーマンスをしている。ジャーナリストのメリッサと知り合いになり、才能を見込まれ家に招かれる。そこでメリッサの夫の俳優のニックと出会い、フランシスはニックが忘れられなくなる。フランシスとニック、ボビーとメリッサ、フランシスとボビ...続きを読むー、それぞれの関係が微妙に絡まり合っていく。 こんなふうに書くと軽いストーリーと思われそうだが、なかなか深かった。そして、刺戟的でいろいろ考えた。良かったんだけど、私にはハードル高いかも。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ
新刊情報をお知らせします。
サリールーニー
山崎まどか
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
ありがちな女じゃない
「自分」整理術 好きなものを100に絞ってみる
断髪女中 ──獅子文六短篇集 モダンガール篇
ノーマル・ピープル
真似のできない女たち ──21人の最低で最高の人生
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ ページトップヘ