無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
ふたごのこぐまルルとララは、はちみつが大好き。なのにこの森でははちみつが少ししかとれないので、二人のはちみつのビンにも少ししか残っていません。「わたしが、先に食べるからね」「だめ。わたしが先」と、ルルとララはビンの取り合いになり、そのうちビンは手からすべって家の外に転がっていってしまいました。あわてて追いかけると、そこにイノシシのおじいさんがたおれていました。ふたりは、けんかしていたことなどすっかり忘れて、はちみつを水に溶かしておじいさんに飲ませてあげました。はちみつ水を飲んですっかり元気になったおじいさんは、お礼に茶色の丸い玉をふたりにくれます。それは、花の種だったのです。玉はちょっとけっただけでころころと日なたのほうに転がり、やがて芽が出て花が咲きました。……簡潔でリズミカルな文と上品でかわいらしい絵の中に、ルルとララのやさしい気持ちがほのぼのと伝わってくる美しい絵本です。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。