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全国にいる椎名姓の人々が集まる会に作家椎名誠が出席した「椎名一族の陰謀」をはじめとする人気エッセイ、新宿赤マントシリーズ第三弾。 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。
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Posted by ブクログ
週刊文春に連載されていた赤マントシリーズ第3弾。1992年1月16日号~1993年1月7号掲載分がまとめられている。単行本が出た当時に買って読んだことがあるので、ところどころ覚えているエピソードもあった。オヤ?と思ったのが「丸顔ETとの遭遇」の巻。伊丹空港から乗ったタクシーの運転手が凄かったという話...続きを読む。「どうも私はこの地球上の生命体ではないらしいんですよ……」ワハハ。普通ならば頭のネジが2、3個飛んでしまった方の妄想で片付けることができるのだが。。運転手の話が「中国で建造中の巨大な鉄塔」からロシア・中国・モンゴルが一体化し世界征服を…ブッシュ→クリントン…あやしい世界情勢へ移っていき、地球温暖化、オゾンホールととんでもないほうへ展開していく。。「問題はしかし2001年ですよ」この部分を読んだ時、背筋がゾクっと寒くなるのを感じた。2001年といえば911同時多発テロが起きた年。世界をがらっと変えてしまった大事件。冒頭に書いたとおりこれは1992年~3年に書かれたエッセイ。あやしいタクシーの運転手は911を予言していた!?個人的なことだけど、NYCのイントレピッド博物館でワールドトレードセンターに突っ込んだ飛行機の破片が展示されているのを見て鳥肌がたったときのことを思い出した。侮りがたい一冊なのであった。
内容(「BOOK」データベースより) メン好きにして、活字中毒者、通販オタクでもある著者は定期券を持つ通勤作家だった。息子のプロボクシングデビュー戦に落ち着かない一日を過ごし、久々の超弩級二日酔いに一週間の酒断ちを決意、忙しい合間を縫って日本最南端の島でキャンプの宴を張る…椎名誠の日常がぎっしりつま...続きを読むった爽快エッセイ集。
「新宿赤マントシリーズ」の第3弾です。 イラストを担当している沢野ひとしが「解説」で著者が極度のせっかちであることを語っていますが、著者のエッセイを読んでいると、とにかく興味を持ったことはやってみずにはいられないといったエネルギーを感じます。本シリーズは気楽に読めるエッセイ集ですが、料理に酒に旅に...続きを読む本と、著者のエネルギーがさまざまな方面に振り向けられていくのを追いかけていくと、エネルギーの基礎代謝の違いを実感させられます。 河合隼雄が『こころの処方箋』(新潮文庫)の中で、「心の鉱脈」を掘り当てることで新しいエネルギーが供給されるということを語っていましたが、関心の赴くままに次々と心の鉱脈を掘り進んでいった結果が、著者のエッセイに示されているように感じました。
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