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小説 16位
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1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い目をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別の道を歩んでいく。二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。だが、証拠は何もない。そして19年……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。
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名作中の名作
この本を超える本には出会わなかった ありがとう、東野圭吾さん。
Posted by ブクログ
東野圭吾さんが亡くなり…『クスノキの番人』以外にも読んでみたくなり、映像化もされたこちらを読みました。文庫本で1,300円!と思いましたがとても満足な読み応えでした。 登場人物が多くて「誰だっけ?」と戻ることも何度も…(笑)読み終わったばかりだけど、また読みたいです。
ドラマが大好きすぎて、手を出してなかったけどついに。 全く別物として、こちらも好きだった。 どうしても脳内再生がドラマのメンバーでイメージしてしまったけど、小説から入ってたからミステリーとしてかなり好みだったと思う。 ドラマでは、小説の行間を愛を中心に描いたんだなと解釈した。
『電車の中で読むには分厚いな〜』と思いながら読み始めたのが土曜日の朝、あれよあれよと言う間に読み終えた日曜日の昼下がり。週末で読み切ってしまうほど、読む手が止められなかった。事件の真相がわからないまま、主人公の心情が記されることはなく、共感できないままラストへ。真相を知っても共感できるわけではないが...続きを読む、あれが彼らの生きる術だったのかもしれない。
再読。とても面白かったのは覚えているが内容をすっかり忘れていたので再度思いっきり楽しませてもらった。 約10日かけて少しずつ読み進めたが、どうか終わらないでと思うくらい面白かった。 主人公2人はもちろん、他の登場人物も全てどんな人物像なのかを想像させられてまるで自分もその世界に入ったような気分だった...続きを読む。 読んでいると不思議と2人を応援してしまう、だけどたまにわずかに不快感も。登場人物の多くが魅力的でした。
まずは長編を読み切ったときにだけ訪れる、あの何とも言えぬ読後感を味わったあと、 ひたすら「東野圭吾やっぱすげぇ、、、」と思わせてくれる作品だった。 19年にもわたる長い時間軸の中で、各所に散りばめられた伏線。回収までに長短あれど、矛盾点なく成し得ているのは、「どうやったらこんな作品を思いつくんだ?...続きを読む」とは思わずにはいられない。 物語後半まで読み進めていると、だんだん主人公の2人に怒りのような感情が募る。特に雪穂に。 事情はあれど、どれだけ自己中なのかと。 すると最終局面では全貌が明らかになる。 2人はなぜこのような道に進んでしまったか、 致し方ないと思う一方で、それでも巻き込んだ多くの人たちのことを考えるとモヤモヤしてしまう。
何から書けばいいか分からないけど、とんでもない傑作に出会ったってとこは分かる あまり興味深い展開にページをめくる手が止まらず、あっという間に読んでしまった。人生のベスト小説に挙げる人多いけど頷ける。 東野圭吾の天才ぶりが発揮されてる これを超える小説はそう多くないだろーなー
初読の時も思ったが、本作は間違いなく傑作。ただ物語の最後の詰めの淡白さとテレビドラマの影響か、笹垣の描写の甘さが気になる(それくらい武田鉄矢は強烈だったということ)。 加えて作家の巧妙さも改めて思い知らされる。作家自らの経歴と時代設定を利用して、様々なコンピュータ関連の描写等に対して、あたかも事実で...続きを読むあったかのような説得力を持たせる。この辺、凡百の作家であれば海賊版とかATMの描写など嘘くさい仕掛けに見えてしまうと思われ。 ともあれ雪穂は結局どこに行くのか、詰めの多少の甘さを十二分に補う本当のラスト、この選択も作家の力量を示すものかと。 断絶しておりましたが、やっぱり惜しい作家を失ったなと思います。
とにかく読後の虚しさは、これまで読んだ本の中で一番大きかった。2人は自分たちだけの世界でずっと支え合っていたのだろう。それは恋人や友達、家族といった単純な言葉では到底言い表せない、あまりにも深い精神的結合だった。だからこそ、「もし最初の事件が数年先だったら」「もしあの2人に他に頼れる人がいたら」と、...続きを読むどこかで“もしも”の話ばかりを考えて彼らを救いたい気持ちでいっぱいになった。幼少期の記憶や経験は非常に重要で、それがその後の生き様に直結するのだと改めて実感した。同じ世界観を引き継ぐという『幻夜』も、ぜひ続けて読みたい。
雪穂と亮司、2人の物語を「白夜行」と名付けるのがすごいと思った。 亮司は「俺の人生は白夜の中を歩いているようなものだ。」と言っているのに対し、雪穂は「太陽の下を生きたことなんかない。いつも夜。でも太陽に代わるものがあったから暗くはなかった。」と言っているのが良かった。
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