白鷺立つ

白鷺立つ

小説・文芸
1,700円 (税込)

8pt

第32回松本清張賞受賞作 異形の歴史小説

玉照院の師弟は“やんごとなき秘密”を抱えていた――

天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、失敗すれば死といわれる〈千日回峰行〉を成し遂げようとする二人の仏僧がいた。
歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく。

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白鷺立つ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    巧みな筆致でまさかこれがほぼフィクションだなんて思えなかった。座主の「うん。あのね」が怖すぎた。オビワンとアナキンがモデルの比叡山延暦寺修行バトルで、概念から存在しないものの惨めさを克明に描いてて展開おもろすぎた。後半とか声出たわ。

    0
    2026年07月24日

    Posted by ブクログ

    住田祐さんの『白鷺立つ』を読んだ。これが処女作で会社員をしながら書き上げられたという。また素晴らしい才能に出会えたことに感謝。千日回峰行に興味を持ち、それが今でも行われているのみならず、1987年には酒井雄哉さんが60歳でご自身二度目の達成をしていると知って驚愕。事実は小説より奇なり…

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    比叡山延暦寺での千日回峰行を題材にしたお話

    事情により終生を比叡山で過ごさなければならない二人の僧の憎悪と愛情

    自己表現がこんなにも許される今の世の中は
    自分が自分であると主張してはいけない個々の苦しみの積み重ねから生まれたことを忘れてはいけない

    0
    2026年07月08日

    Posted by ブクログ

    叡山。
    千日回峰行。
    7年に及ぶ過酷な荒行を生き残り、完遂した僧侶は北嶺大先達大行満大阿闍梨と称され崇められる。
    成し遂げられなかった者には死しかない。
    最も過酷な堂入りと呼ばれる行は、生前葬の後9日間、断食・断水・不眠・不臥で真言を唱え続ける。

    比叡山延暦寺。名前は教科書で習いました。
    天台宗、

    0
    2026年05月25日

    Posted by ブクログ

    読み応えのある内容でした。戒閻の想いの刹那さには、涙してしまった。一日のばした訳をいろいろと考えてしまった。大行満大阿闍梨に、二人でなってほしかった。最後に、恃照がなしとげられたのも戒閻あってのこと。大行満大阿闍梨に、なったことを知らせてあげたい。何というのか、聞いてみたいとおもう。

    0
    2026年05月17日

    Posted by ブクログ

    松本清張賞ということで読んでみた。ラストがとてもよかった。人間の心とは不思議なもの。あれほどの憎しみが信頼とか感謝に変わるきっかけって結局何だったのだろう、と考えさせられる。いや、今だって憎いは憎いのか?どうなんだ?
    仏教のことも修行のこともよく知らないが、御仏に仕える崇高な僧もわりと普通の人間の心

    0
    2026年05月08日

    Posted by ブクログ

    僧という世界を垣間見た
    千日回峰は名前だけしか知らなかったが、非常に面白く、終わり方も良かった
    これがデビー作なのはすごい

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    濃い とにかく濃いと感じた。

    主題となる北嶺千日回峰行は
    比叡山延暦寺の超人的な荒行。
    自身延暦寺に行ったことがある、
    千日回峰行も聞いたことがある。
    しかしそれらを知らずとも
    本作300頁からくる、心地よい
    重厚感を感じることができると思う。

    会社員でデビュー作という
    作家の次回作をぜひ読んで

    0
    2026年04月24日

    Posted by ブクログ

    恃照と戒閻の激しいぶつかりあいが凄まじかった
    僧は仏に仕える善行の人達と思っていたが、周りの目を見たり、気持ちを押し測ったりとやり取りが人間味溢れていてやはり叡山と言えど組織の人たちなのだなと思った。
    戒閻は特に我が強い人であった
    恃照と戒閻は同じものを持っていながら相反する者として激しくぶつかりあ

    0
    2026年04月03日

    Posted by ブクログ

    白鷺(はくろ)とは 白い浄衣を纏い 山道を跳ぶように歩く 叡山における回峰行者を指して用いられる比喩である─。


    寛政8(1796)年 比叡山 延暦寺。
    成し遂げることができなければ “死” とされた〈北嶺千日回峰行〉に挑む32歳の恃照。
    彼は ある特殊な生立ちを抱えていた。
    そしてその後 恃照は

    0
    2026年04月02日

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