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あの家のわらしは、膨れで死ぬぞ。 ――P集落に暮らす姉を訪ねた「私」が、土地神《べら》を祀る小さな社に毎日お参りをする姉の様子がおかしいことに気づく「べらの社」。山から集落におりてくる”人ならざるもの”を描いた「うず山の猿」「がんべの兄弟」。尊い《まる》の声を聞くためだけに、幼い子供が山の社にひとり閉じ込められる奇妙な因習「まるの童子」。さらに「密室の獣」「天神がえり」「拡散にいたる病」を加えた7編からなる連作短編集。 話題の伏線回収ホラー『撮ってはいけない家』著者の最新作。 今、振り向いてはいけない。
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Posted by ブクログ
大好きなタイプの小説です。 一話ずつ話が分かれている様ですが 実は亀の刺青の男に係る人々の話。 時代が違ったり、主観が変わったりしていますが 話の中に亀の刺青の男に関わるちょっとしたヒントがあります。 何度も読み直してしまいました。 はっきりとした答えが無いため最後は想像に なってしまいますが、読み...続きを読む終えた後相関図を 書きたくなるそんな小説です。
私が大好きな因習ホラー 正直大して期待していなかったのだが、とても面白かった。 一見バラバラに見える各話だが注意深く読んでいると、繋がりが少しずつ見えてきて楽しかった。 最後の拡散だけはよくわからなかったけれど、想像力が掻き立てられてよかった。
悪い男に引っ掛かったせいで事件を起こして、田舎の親戚に引き取られた姉と数年振りに会うけど、姉がなんかヤバイものに取り憑かれていた「べらの杜」 アル中の男がチンピラの男に連れられて彼の故郷で療養という名前の飼い殺しにあってるんだけど、男が言うには猿が来ると病気が治るらしい…という「うず山の猿」 『がん...続きを読むべ』と地元で呼ばれていたというサイコパスな兄弟分とのややグロテスクなロードムービー的な話の「がんべの兄弟」 嫁ぎ先の田舎の因習に振り回される女と『がんべ』という存在と●『まる』と呼ばれる存在の後味が悪過ぎる「まるの童子」 の四篇から構成される、いわゆる村ホラー小説。 怪談や人怖的な怖さ、しかも読んだ後もずっと残る嫌な感じ(良い意味で、ホラーってこういう後味の悪さも魅力の一つだよね) 田舎の、植物に虫に獣に…原始的な生き物の命に溢れた、暗くてじめっとしている感じ。 『因習村』って言葉が流行ったけど、因習なんて近代の言葉と価値観ではかれないような、もっと古くて土地と住人に深く根付いた信仰や存在。 それも自然の中で腐って虫のわいてる死体や果物みたいなにおいのする世界観。 田舎のじめっと感……
すっごい気持ち悪い本でした。 ヒトコワとかそういう次元じゃない話で、スプラッター表現がめちゃくちゃ嫌でした。 それなのにページをめくってしまう。文字を読んでしまう。ハイテンションキモ文学(褒め言葉)のパイオニアです。
連作短編集。久しぶりに読んだホラーもの。けっこう人間の持つ禍々しさと人ではないものの存在の不気味さが文章からずっと漂ってきて、世界観への没入感があって、ひー!と思いながらもするするっと読んだ。連作短編集なので、話がじわっとつながっていて共通する人物が別の話にも出てきて、それが活かされた展開でさらに強...続きを読むさを増す構成になっていた
青森のとある集落の神様(?)怪異(?)にまつわる短編集。ずっと描写が気持ち悪い、とのレビューを拝見し、身構えて読み進めました。ぼちぼち気持ち悪いです。ですが、夜思い出して眠れなくて怖いような感じではないかも。都会育ちの私には現実離れしているからかしら。表紙の写真の方が夢に出そうです笑 時系列がバラバ...続きを読むラで、語り手も変わりますので、2周3周して新たな気づきを得るような作品だと思いますが、残念ながらその時間もないため一読のみ。 作者様の解説か、映画化されたら観たいなぁ。 時間ができたらもう一度読みたいと思います。
忌々しいが読むのをやめられない、ホラー短編集。 舞台は青森のある村、P集落。 語られる方言もなじみがないので、なんだか怖い。 奇妙な習わしに人生が狂わされていく様は、目を逸らしたくなるくらい恐ろしい。 読後イヤァァァァな感じが残るけれど・・・ これはクセになる!
おぞましいと先ず思うホラーの短編集。 次の話に行くたびに、前の話の登場人物だったり、謎だったりを、明言はしていないが想像できる作りになっている。 土俗の風習が好奇心を遠ざける為にできたのか、風習が形骸化したから綻びに好奇心が刺激されたのか、ちょっとした好奇心や心の緩みが転げる様な底へつながっている。...続きを読む 単語としては気味の悪いものが多いのに、読後の感想としてはちっともそうは感じない。 がんべと呼ばれる人に似た人ではないもの、心の働きや善悪の元?点?になるのが他の人とはずれている存在。と思ったらこの母親の心自体も読者とは違う点から始まっている。もしくは閉鎖的な村だからその点から始まったのだろうか。 点から点へと繋がり、それが母娘と継がれていく程に全く違う形を表していくのならば、もう滅ぶしかないのかとさえ感じる。
総じてキモくて良かった、って言おうと思ったけど「がんべの兄弟」だけ龍が如くのムービーで流れる泣ける話みたいな読後感だったな
因習村ものなど好きなのでこの作品も割と好き ガンべと呼ばれる人たちの扱いというか設定がなんとも言えない 先生という人物も後からちょっと効いてくる感じ 面白かった
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或る集落の●
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矢樹純
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