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もはやこれまでと諦めてうなだれたとき,足元にまったく違うモノサシが落ちている.与えられた問いの外に出てみれば,あらふしぎ,あなたの弱さは克服すべきものじゃなく,存在の「傾き」として不意に輝きだす──.〈ケアをひらく〉の名編集者がみんなの弱さをグッと後押し.自分を変えずに生きやすくなる逆説の自他啓発書.
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Posted by ブクログ
ずっと読んでみようとおもいつつよめなかった本。彼が編集担当した本などから引用しながら論が進んでいく。面白い!!強い編集、弱い編集、噛み合わせを変える、ちょっと信じる、手を動かすより口を動かせ、中動態
とにかく、そうだ私はこんなことがしたかったんだ、私が目指すのはここなんだ、と思えることのオンパレードで、自分でもなんでこんなところで泣けてくるのかわからないような(そしてそれは実際、後で読み返してみても、その部分の何が私に涙をもたらしたのかが全くわからないような)箇所で、心震わせられる体験が続く。 ...続きを読む支援の場でよく言われる「ありのままでいい」という言葉が、その「ありのまま」すらさらに超越して、ありとあらゆるその人に関する全てを許すというケア。それを実践しているべてるの家。 そうだった、そうなんだ、これなんだという思いが止まらない。 「治療」という名目で改変するのが医療、それ自体には手をつけずに周囲を、環境を改変するのがソーシャルワーク、そしてケアであると。医療も福祉も通ってきた私にとって、納得すぎるこの言葉。さらに著者は、理解されることは最大のケアだと言い切る。 この言葉を聞けてよかった。私が知りたかったのはそこだ。それでいいのかどうか、確かめたかったのがそこだ。 著者が編集している〈ケアをひらく〉のシリーズは、好きで結構な数を読んでいる。 巻末で参考文献として挙がっている本も、既読ものが多い。そして、とても感銘を受けたものばかり。 著者が編集に向き合うとき、それはまさに「それ自体」には手を加えず、「周囲」を変えて「それ自体」がもっとも活きる形に整えていくというケアの手法に他ならない。 変えるのは環境。本人はそこに存在しているだけでもう十二分に価値がある。どうやってそこにいるか(評価)ではなくそこにいる(存在)そのものが価値。 このことを肝に銘じて、また明日から人に向き合っていこう。 この本は今年のベスト3にいれないとなあ。困ったなー、3冊に絞れない。
ノンフィクションであり、エッセイであり「ケアをひらく」シリーズのブックガイドのようにも感じた。 自らの、そしてその事物そのものの位相や環境を変えることで世界が変わる。
身内の介護経験と、傾聴ボランティアから始まり福祉業界の片隅にいたことから、〈ケアをひらく〉シリーズは『驚きの介護民俗学』に始まり、10冊以上読んで来た。そのすべての編集に携わってきた白石正明さんが定年退職するにあたり書き下ろした本書が、おもしろくないわけがなく。あとがきに紹介されている熊谷晋一郎さん...続きを読むのエピソードもさすが!まだまだ読むべき本を発見したのも嬉しい。
「ケアをひらく」シリーズを世に送り出した編集者白石さんの編集の先生はべてるの家の向谷地さんなのだそうだ。 あのシリーズがどうしてああいう本たちなのか(漠然としているが)、なんとなく分かってくる本。 「ケア」とはー 「何がむずかしいのか。一つは今の世の中の基本的な価値観と逆のことをやっているから...続きを読むだ。自分の身は自分で守るという「自立/自律志向」とか、最小のインプットで最大のアウトカムを得ようとする「効率志向」にまずは反している。それだけではない。この“志向”という言葉が前提としていること、つまり「未来の目標のために現在を手段にする」という姿勢そのものから、ケアはかけ離れているからだ。 むしろケアは「現在志向」だと思う。今を少しでも楽にする。痛いことはしない。この場にある不快をとにかく除去する。そこに居られる「現在」をつくる。 将来のために現在を犠牲にしたりしないのだから、言葉のイメージは別にして、ケアに対して「刹那的」という表現を当てるのは正解だと思う。もちろん現在の状態を楽にすることで、結果的によいことがやってくるかもしれないが、それは副産物である。やってくるかもしれないし、やってこないかもしれない。それはどうでもいい」p.4
編集それ自体とケアの関係性という表題の問題についてはそれほど納得に至らなかったが、ケアをひらくシリーズの編集者としての功績や繋がりを得た人々についての語りを通して、筆者自身の個人的な部分が見え、学ぶところもあり好感を持てた。
人間とは関係であり、場である。これは倫理観とも呼べるものであり、あらゆることに通じると思う。一気に通読できるテンポのよさもある。
自己啓発書的な紹介文だけど、障がいのある方や精神疾患のある方など、様々な病気を持つ人のケアと、ケアを扱う本の作り方についての本だった。 日頃読まない分野の本で、ちょっと思ったのと違うか?と一瞬思ったが、もう一回読み直したいほど興味深い話がたくさんあった。 「それ自身には改変を加えず、その人の持って生...続きを読むまれた〈傾き〉のままで生きられるように、背景(言葉、人間関係、環境)を変えること」というのは、病気以外の様々なケアにも応用が効きそうだ。 治療としての対話を、「手段ではなく目的として楽しむ」というのも含蓄がある。 作中で紹介されていた、ALSという難病を発症した実母を介護した娘の記録という『逝かない身体』は、ちょっとの引用だけで泣きそうになった。 植物人間となった母に、「植物としてその人を慈しめばいいじゃないか」というのは、経験者でなくては辿り着けないような結論。絶対に読みたい。
ケアをひらくシリーズを編集された方の著書。このシリーズがいかに産まれたかを述べられる舞台裏を見る楽しさ満載の書である。本書はそれぞれのケアをテーマにした作品を、編集作業でケアをしていく、ケアの重層的な内容で語られている。新書であっという間に読めるが、行間にもケアが溢れており、繰り返し読むことで味が更...続きを読むに出ると思われる。
「ケアをひらく」シリーズは好きで、何冊も読んでいて、その編集をしていた方が著者で、読んだ本がどのようにできてきたのか、各本の著者が個性的なのも伝わってきました。 マジョリティからではなく当事者から見た世界観、つまりモノサシを変えれば、今まで見えていた世界がガラリと変化するのは、ケアをひらくシリー...続きを読むズの特徴で、読む度に目から鱗がポロポロおちるのですが、そうしたモノサシの転換が困難なケアの世界を生き抜くヒントでもあると、著者の体験から綴られていて、納得でした。 これからも、目から鱗の体験をケアをひらくシリーズから、たくさんしていきたいです。
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