ハラハラドキドキ、そりゃ無理だよ…なんて声が出そうなストーリーに気持ちが入っていく。
井形慶子さんの本は2冊目。
初めに読んだ「老朽マンションの奇跡」では、あまりの内容に周囲の人にも読んでもらいこんなことあるかと議論したのを忘れられない。
お金を払ってるんだから、その対価の家は正当なものである。本
...続きを読む来はそうだけど、職人の技能は低下していたり、取ってつけたような欠陥の家もある。
幸運だから不幸だからではないが、一定数そうしたものに当たる方もいる。
井形慶子さんのマンションも、今回の一軒家も、自分で手繰り寄せているものがある。きっとホントはもっと…があるだろう。
物価高人件費高騰、工事にまつわるものは何でも倍近くになっている。延ばし延ばしの補修案を更に思案している自身としては身に積まされる思いだが、夢がある井形慶子さんの住まい方に憧れてしまう。
改めて人の縁と自分から取りに行く姿勢を忘れないようにしたいと思う。