これは良書!システム構築にかかわる人全員に読んで欲しい本。ここ数年、「深く考えるための具体的方法」を探っていますが、これは非常にいい指南書です。
思いを言葉に、言葉を形に、形をモノに
すなわち、
願望を目的に、目的を手段に、手段をアクションプランに
というように、非常に漠然とした「願望」を、最終的な
...続きを読むTODOであるアクションプランに落とし込むためのプロセスが記載されています。他にも日米比較、あるいは大企業と中小企業を対比した仕事の進め方の特徴から生じる失敗の傾向など、実にためになる本です。
この非常に漠然とした「願望」は、システム構築においてはお客様の漠然としたシステム化要望だったり、あるいは情報化戦略の目標だったり、プロジェクト目標だったりします。これを、うまく機能要件化及び非機能要件化していくプロセスについて指南してくれます。
考えるときに使う図や手法は、ピラミッドストラクチャーとかKJ法とかいろいろありますが、この本に書いてある方法が一番現実的だと思いました(今のところ)。実践はまだしていないので、とりあえず今の感想です。明日から実践してみます。