ハピネス

ハピネス

638円 (税込)

3pt

純愛小説の名手がつづったキュートな物語!

彼女の履いていた靴下の話がきっかけで付き合い始めた高校2年の僕たち。平凡な毎日を送っていたある日、彼女は唐突に僕に言った。
「私ね、後、一週間で死んじゃうの」
病気の進行を知り、運命を受け入れていた彼女は、残されたわずかな時間を自分らしく生きたいと願う。僕は心が追いつけないまま、彼女の望みをかなえることに奔走した。
少し寒いからあたためてほしい。そう言って僕のベッドで眠った翌朝、彼女に死が訪れる――。
透明なラストシーンが胸に迫ります。乙女派のバイブルと呼ばれた名作『ミシン』の系譜を正統に継いだ、切ない、切ない純愛ストーリーです。

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ハピネス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    嶽本さんの本で初めて読んだ本です。

    結論から。
    とっても感動しました。
    所々ファッションブランド名が出てきますが、あまり知らない方でも読むことができます。

    0
    2012年03月16日

    Posted by ブクログ

    野ばらさん初心者さんに、良いのではないかなと思う本。
    切なくて純愛で、ロリータファッションへの思いと「好きなことを好きなだけやる」という楽しさがぎゅっと詰まってます。

    最後はやっぱり切ないけど、読んでよかったと思えるのです。

    読後感も良いです。

    0
    2011年11月25日

    Posted by ブクログ

    心臓に病を患っている少女が、自分があと1週間で死んでしまうことを彼氏に告げることから、物語が始まる。
    死を受け入れ、残りの短い時間を愛する人と濃密に過ごそうとする彼女。
    彼女の死に疑問や悔しさを感じつつも、彼女のまっすぐな愛にこたえ、自らも彼女をまっすぐに愛そうとする彼氏。

    物語は確実に「彼女の死

    0
    2011年04月25日

    Posted by ブクログ

    電車内で読み始めて、約50ページで号泣してしまった。
    ただただ切ない。
    愛する人との死別という恋愛小説としてはベタな展開なのに、
    群を抜いて綺麗で真っ直ぐである。
    私も彼女と同じくInnocentWordをこよなく愛し、
    最近ロリィタデビューした身。
    その辺りも相俟って、最後まで涙が止まらなかった。

    0
    2011年04月19日

    Posted by ブクログ

    主人公は私たちだ。
    ロリータ好きな姉がいたり、そのせいでロリータに詳しかったりするけど、基本的に主人公は私たちが感情移入しやすいように作ってある。
    冒頭で私はもうすぐ死ぬ、といった後の怒涛のファッション用語攻撃。
    戸惑ってさっと読み飛ばした人も多いだろうけど、そのことで最初の一文が薄れることはない。

    0
    2010年07月25日

    Posted by ブクログ

    ☆4
    「私ね、あと1週間で死んじゃうの」というセリフから始まる本小説。彼女は残されたわずかな時間を自分らしく生きるため、innocent worldのお洋服で身を固め、ロリータさんとなったのでした。
    ほんとにわがまま言っていいんだったら、こういう風に死ぬのもありかなぁ。なんか幸せそうだなぁ。と思った

    0
    2013年02月15日

    Posted by ブクログ

    嶽本野ばらさんの本というのは、「いかにも」というような少女、乙女的シチュエーション・センスで描かれていることもさることながら、緻密な、ロリータに関する考察、そして芸術に対する深い信仰、そしてそれらを全く以って穢す(否定する)ような性描写にあると思います。
    そんな話が成り立つのか、と言われそうですが、

    0
    2012年10月16日

    Posted by ブクログ

    若い恋人たちの唐突なお別れ。野ばらさんお得意のパターンだな。

    ロリータファッションの描写も安定してはる。死によって引き裂かれる恋人たち…くどいけど切ない。著者近影がちょびっと石田いっせいに似てるのは奇跡の一枚なのかしらん。遺書、も読んだけどこの方はエッセイより小説の方が良い世界観だなー。

    0
    2012年06月26日

    Posted by ブクログ

    悲しいくらい、綺麗な愛の物語。

    短命だったとはいえ、主人公のような理解者と出会い、愛し合った彼女の人生はとても幸せだったのではないでしょうか。

    とはいえ、個人的には綺麗すぎたので☆は4つ。

    0
    2012年02月19日

    Posted by ブクログ

    きれいな話だった。もう読む前からあらずじで亡くなることがわかってるのはせつないけど、結末がわかっていてもぐいぐい読んでしまう。さわやかな関係の2人だった。

    0
    2011年05月25日

ハピネス の詳細情報

  • 映画化

    「ハピネス」

    2024年5月17日公開
    出演:窪塚愛流、蒔田彩珠、橋本愛

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