悪魔の傾聴

中村淳彦

著書累計100万部
インタビューのプロが初めて明かした!

誰でも簡単！
ちょっとした意識で
聞く力が悪魔的に向上する！

×正面で向き合う
◯必ず対角線に座る

×「相手に気に入られたい」と自己PRする
◯「相手に気に入られたい」という思いを捨てる

×積極的にアドバイスする
◯口を挟まない。アドバイスしない


この本は「相手の本音をどんどん引き出す方法」を書いた本です。
人間関係に変化が起こる危険なスキルなので、
筆者は、すでに良好な人間関係がある友人知人を相手に、
悪魔の傾聴を使うことは封印しています。
しかし、そうした副作用を踏まえても、
相手の本音を知れることはメリットが大きいのです。

☆こんな人&場面に効果的です!
◉交際相手の本性が知りたい
◉お客様のセンシティブ情報を聞き出したい
◉履歴書だけではわからない応募者の人柄を深く知りたい
◉1ON1に強くなりたい
◉部下・上司とのコミュニケーションを深めたい
◉指名客を増やしたい
◉より突っ込んだインタビュー
◉教育・福祉の相談支援現場

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 自己啓発
• 出版社: 飛鳥新社
• ページ数: 264ページ
• 電子版発売日: 2022年09月22日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 15MB

[ブクログ · ★★★★★]

自分の話はしない。ただただ相手の話を聞く。
心の中立を保つ。踏み込んだことでも普通に質問したら答えてくれる。（リスカ跡）

具体例が多く簡単に読める本

[ブクログ · ★★★★★]

・否定しない　比較しない　自分の話をしない
・いつも心に底辺を
・「なんでそうしたの？」
この３つを意識するだけで、かなり人の話を聞けるようになる。一生モノのテクニック！

[ブクログ · ★★★★★]

傾聴は簡単ではない

傾聴って、なんとなく意識していればできるのではないかと考えていたところ、
この本を読んで、自分を律すること、これは簡単にはできないと、
考えを改めた一冊。

内容が相容れない方もいると思いますが、
著者の考えなどもストレートに書かれていて、ある意味、究極に偏った書籍でした。


勉強になった箇所
・HHJ の3大悪。・・の話にすり替わり話し手と聞き手が逆転してしまいました 聞くことを軸としたコミュニケーションで この流れはありえません。
・否定する 比較する 自分の話をする。これらは 会話も人間関係も破綻させる 恐るべき行為だと理解してもらえたでしょうか。筆者はこれらの行為を「HHJ の3大悪」と呼んでいます。三大夜行 絶対にしないと 心掛け 日々 意識して実践するだけで会話の成功率は飛躍的にアップします
・ピックアップクエスチョンとは 既に相手が発言した単語や趣旨を拾い 即時に短い質問を投げかけるテクニックです。自分の聞きたい 知りたい 質問ではなく相手の語りをもっと進めるための質問を投げるのです
・悪魔の傾聴を使うためには 利き手が「情報弱者である 自覚」と第3部で詳しくお伝えする「心の調整」が必要となってきます
・しかし本書では 人の物語はどこにでも転がっていると考えます。「人の行動には必ず理由がある」として会話を進行させてみます
・このような些細な場面でも相手が気になる人だったらその理由を聞いてみましょう。人の行動には理由があり 理由 の中には必ず何かしらの欲望や感情が存在します
・この 第2段落の返答では「かっこいい男の子もいるし」という言葉が欲望に該当します
・質問 返答 質問 返答」によって相手の物語を膨らませていくのは想像できな作業であり その話を転がしていく手法を「（欲望と感情の）雪だるま 術」と名付けることにします
・本心や 本音は慣れ親しんだ リラックスした環境で語られるため 相手がオフの状態であることが望ましくなります
・四人がけテーブル席 どこに座る？・・21がベストポジションなのは距離が若干 離れるくらいが圧迫感なく お互いに心に余裕ができ 消耗が少ないことが理由です
・クローズドクエッションは相手のモチベーションが下がるだけでなく 情報収集の手段として非合理なのです
・聞き手は90分以上のインプットができない
・経験上 聞き手の集中力が持つのは長くて 120分、平均 90分程度です。その時間を超えると自分の容量がいっぱいになって頭に入ってこなくなります
・相手の信頼に応えるために 聞き手に徹する 男 遊び 姉 コレクトの自己開示は一般的には人から怒られる 行動です。相手はリスクを背負って語っています。それは成長する過程で 利き手を信頼したからであ り ま ず 大前提として その信頼には応えなければなりません。自分の意見は言わない否定しないアドバイスしない それは相手の信頼に応える最低条件となります。絶対にやってはいけないことなのです
・いずれにしても相手に対して自分の目的を持ち出すのは相手の方がゴールに達してからになります
・さらに③の「部下の幸せを願うこと」もう響は高く 人間味がありますが 悪魔の傾聴の場面では大きな障害となります。何が幸せかはそれぞれでありちゃんと相手の語りを聞いてからでないと その人にとって何が幸せか分からないからです
・福祉系職員の「社会貢献がしたい」という思いも大きな欲望です。誰かを助けてあげたい 支援したいという欲望は根が深いです。「助けてあげたい」という優しい気持ちは必然的に自分が上の立場という意識になります。弱者に対して上の立場になると相手の方に制限がかかり 相手の過酷な現場や SOS を最後まで聞き 切らないことがほとんどです
・悪魔の傾聴の実践に入る前に「欲望の断捨離」と「心のセンタリング」を意識しながら 心の調整
・我々が生きている社会は誰もが意識が高いわけではなくむしろ 低い人の方が多数です。そんな中で「日々、成長」「学びがありました」など軽い気持ちで使っているとそれ以外の大多数の人はどんどんと離れていきます
・話しての語りは理解するのではなく 受容する。そして共感して 情報共有する。それだけのことです。そう考えないと とても 相手の方にのゴールに到達できません。

[ブクログ · ★★★★☆]

まず基本である否定・比較・自分の話はしない。これはある程度はできてると思うので、相手の欲望・感情・物語をより意識できれば、自分の場合もっと聞くのがうまくなれると感じた。また、理解するのでなく受容する。なるほどなと

後半はライター向けに書かれた内容で、著者のプロフェッショナルを感じた。『東京貧困女子』のあの壮絶な話もこれによって引き出されたんだなぁって。

[ブクログ · ★★★★☆]

著者のvoicyを拝聴しているので、実際の傾聴をイメージしながら読み進めました。長年の経験をもとに実践している内容のため、わかりやすいです。
「自分の意見は言わない、否定しない、アドバイスしない」これは私自身の課題です…！
“おわりに”の「しゃべらなければ、聞けばいい」この言葉も本質をついているなと思います。

[ブクログ · ★★★★☆]

「否定しない、比較しない、自分の話をしない」これが傾聴の基本。相手の力になりたい、とか上から目線もダメ。そういう欲望は捨てて初めて相手の本音を聞き出せる。忍耐がいるなぁ。完全に実践はできなくても、知っておくことは大切と思う！

[ブクログ · ★★★★☆]

最初に紹介される「否定しない、比較しない、自分の話をしない」という基本の3点は、他の関連書籍でも見る内容ではあるものの、それだけ重要ということでしょう。

その上で、本書が「悪魔の」という大げさな表現を用いてまで紹介している内容は、そのスキルを身につけて、かつ使う機会があれば、確かに効果かありそうです。

機会、と言ったのは、この本で紹介されている「初対面の相手から、生い立ちや経済状況、果ては自傷経験まで赤裸々に聞き出す」といったシチュエーションはそうそう無く、またそこまで知りたいとも思わないからです。

万人受けする内容ではないと感じましたが、あとがきに、ライターを志す人に向けて書いた側面もあると書かれていて納得。
決して突飛な内容ではないので、興味がある方は一読の価値ありだと思います。

[ブクログ · ★★★★☆]

聞く力の鍛え方がわかる本。
ポイントは「否定しない、比較しない、自分の話をしない」。
難しいことは言ってないけど、実践は本当に難しい。
人と話をするときに試してみようとするも、特に自分の話をしない、がこんなにも難しいとは…
気づいたら会話の最中、相手の話を聞きながら（聞いてるつもりで）、次に何を自分が話そうか考えてしまってる。　
でも、意識することが大事と思って少しずつ訓練していきたい。

[ブクログ · ★★★★☆]

「悪魔」や「思いのままに操る」というインパクトあるタイトルですが、内容はとても冷静で、「聴く」ことを仕事にしている人にはとても参考になると思いました。

聴くという目的のためには何が重要か？を自分の体験からとことん突き詰めています。
一見、人を突き放したような書き方をしていますが、例としてあげている相手が重い問題を抱えている人たちのため、距離を保たないと傾聴にならないのだと思います。

傾聴でよく言われる「共感」や「相手との信頼関係」などが、実は全く傾聴になっておらず、自分の自己満足で終わることも多い…などはドキリとしました。

「悪魔」は、さすがに盛り過ぎだと思いましたが(笑)

[ブクログ · ★★★★☆]

◆悪魔の傾聴とは「本音を引き出すことで、問題や疑問、現状の答えを相手から導き出すこと」。
◆否定しない。比較しない。自分の話をしない。
◆キーワードに対して、「WHY？」を意識しながら掘り下げて質問を重ねていく。