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深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。夫は何も語らぬまま、知らぬ間に退院し失踪。残された早苗と力に悪意と追及が押し寄せ、追い詰められた二人は東京を飛び出した。高知、兵庫、大分、仙台――。壊れてしまった家族がたどりつく場所は。<解説>早見和真
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Posted by ブクログ
母と息子が厳しい状況の中で色々な事を選択し強くなっていく姿に感動しました。 辻村深月さんの作品は人物や状況が頭の中で想像しやすいです。読みやすくて分かりやすい表現が好きです。
傲慢と善良に出てくるキャラクターのお話ということで読んでみた。 とあることをきっかけに、逃げながら生活する親子のお話。 逃げながらという部分だけ見ると、とてもつらそうなお話を想像するかもしれなない。 実際、生活拠点が変わるシーンが何度もあり、そのたびに、安住の地はないのか…という想いを抱かずにはいら...続きを読むれないのだが、見知らぬ土地で出会う人々の関りがとても暖かく、その逃げる辛さをいっとき忘れながら読むことが出来る。 ラストシーンはこうなるんだぁという展開だった。 辻村深月さんのお話はやはりどれも面白いなぁと思った。
とても良かった。色んな土地を旅したような読後感を味わった。 内容としては夫のスキャンダルを境に、東京から逃げるしかなかった母と子の物語り。ちょっと怖い人から逃げるため、各地を転々とするロードムービー。 ちょっとミステリアスな 逗留する各地との人々の交流、優しさに触れて、やっと生活の基盤が出来かけた...続きを読む頃に、追っ手に見つかり、逃げる、の繰り返し。なかなかかわいそうな物語の展開で、読んでるこちらも「このまま見つからずに幸せになりますように」と祈らずにはいられない。 緊張感を持った逃亡生活の中でも、それぞれの土地でのエピソードがどれも美しく、そして儚い。それぞれの土地エピソードだけで、一つの作品になるんじゃないかという出会いがある。でも、追っ手に見つかり全てをそのままにして、別の場所へ移っていく。人生は一期一会だなぁ、と感じさせる。 この物語は母視点と、子供視点とが交互に展開する構成となっている。 母視点では子供を巻き込んだ罪悪感、子供を守らねばという意思を軸に描かれ、子供視点では、強がりたい自分と、それに相反して何もできない自分とが描かれる。それぞれの悩みや苦悩が絡まりつつ、お互いに成長していくことで新たな展開を見せていく。その成長の過程が読んでいてとても良い。 知らない土地に住む大変さ、それぞれの地域の持つ美しさ、生きている人の逞しさ、強さなどを感じられ、とても贅沢な読書時間だった。 四万十川の川下り、別府の砂蒸し風呂、仙台の素敵な写真館などを訪れてみたくなった。良書。 以前読んだ「傲慢と善良」の話と少しばかりつながっているのが、心憎い。
不倫、交通事故、自殺、から始まった物語は、当事者ではない家族の逃避行のロードムービーとなって進んでいく。高知、兵庫、大分、仙台と辿っていく先々での素晴らしき人達との出会い。先が知りたくて一気に読んだ、どうなってしまうんだというミステリータッチのところもあるけど、母と息子のちょっと微妙な関係も心に染み...続きを読むるお話、読み終わってしばらくドキドキとしみじみが交錯しているような感じだ。 いつも心にいろいろな刺激をもたらす辻村ワールド、今回は特に刺さりました。実生活でも息子がいるとか、母の描く物語に昔は男の子だった私の幼い頃の記憶が呼び起こされるようでした。
早苗とその息子の力、2人の成長にとても心を打たれました。 お母さんと子供の絆ほど刺さるものはないですよね。
最初は子どもの成長の話かと思ったら母もどんどん成長していく昔を取り戻していく 父がいなくなり困難な状況のなることで逞しくなっていく 辻村先生らしいミステリと種明かし要素も入ってて引き込まれるし泣ける 異常に詳しい砂湯の仕事については辻村先生も1週間くらい働いたのかな?と思うくらい 細かいエピソードや...続きを読む成長描写があって職場のマイスターもいい人で別府離れたくない〜と思いました
さすが辻村深月。見知らぬ土地での出会い、親子愛、そして、ミステリー要素あり。散りばめられた伏線というか、点が線になるストーリー展開は見事でした。雲の上は常に青空で、タイトルも素敵。
先の見えない展開にハラハラしました。最初は、なかなか早苗の選択に賛成できなかった自分がいたけど、(すべての判断が裏目にでてるな〜と)最後は親子の絆にほっこりしました。
人間は(というか私が)物事から逃げてはいけないと考えがちだが、逃げることで新たな出会いや気づきが得られる。 大変でしんどい時は、考えが凝り固まって負のループに入るけれども、視野を広げることで助けてくれる人や出来事に出会うこともできるかも。
とある事情で東京を追われ、各地を転々とする母と息子の物語。 解説に今の著者だからこそ母と"息子"の物語となったとあり納得した。 思春期に異性の親に対して「別に」と受け応えする気持ちはよく分かる。自分の気持ちを上手く整理できない年頃だよね
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