青空と逃げる

青空と逃げる

880円 (税込)

4pt

深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。夫は何も語らぬまま、知らぬ間に退院し失踪。残された早苗と力に悪意と追及が押し寄せ、追い詰められた二人は東京を飛び出した。高知、兵庫、大分、仙台――。壊れてしまった家族がたどりつく場所は。<解説>早見和真

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青空と逃げる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母と息子が厳しい状況の中で色々な事を選択し強くなっていく姿に感動しました。
    辻村深月さんの作品は人物や状況が頭の中で想像しやすいです。読みやすくて分かりやすい表現が好きです。

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    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    傲慢と善良に出てくるキャラクターのお話ということで読んでみた。
    とあることをきっかけに、逃げながら生活する親子のお話。
    逃げながらという部分だけ見ると、とてもつらそうなお話を想像するかもしれなない。
    実際、生活拠点が変わるシーンが何度もあり、そのたびに、安住の地はないのか…という想いを抱かずにはいら

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    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    とても良かった。色んな土地を旅したような読後感を味わった。

    内容としては夫のスキャンダルを境に、東京から逃げるしかなかった母と子の物語り。ちょっと怖い人から逃げるため、各地を転々とするロードムービー。
    ちょっとミステリアスな
    逗留する各地との人々の交流、優しさに触れて、やっと生活の基盤が出来かけた

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    2024年03月08日

    Posted by ブクログ

    不倫、交通事故、自殺、から始まった物語は、当事者ではない家族の逃避行のロードムービーとなって進んでいく。高知、兵庫、大分、仙台と辿っていく先々での素晴らしき人達との出会い。先が知りたくて一気に読んだ、どうなってしまうんだというミステリータッチのところもあるけど、母と息子のちょっと微妙な関係も心に染み

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    2024年03月04日

    Posted by ブクログ

    早苗とその息子の力、2人の成長にとても心を打たれました。

    お母さんと子供の絆ほど刺さるものはないですよね。

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    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    最初は子どもの成長の話かと思ったら母もどんどん成長していく昔を取り戻していく 父がいなくなり困難な状況のなることで逞しくなっていく 辻村先生らしいミステリと種明かし要素も入ってて引き込まれるし泣ける 異常に詳しい砂湯の仕事については辻村先生も1週間くらい働いたのかな?と思うくらい 細かいエピソードや

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    2023年12月29日

    Posted by ブクログ

    さすが辻村深月。見知らぬ土地での出会い、親子愛、そして、ミステリー要素あり。散りばめられた伏線というか、点が線になるストーリー展開は見事でした。雲の上は常に青空で、タイトルも素敵。

    0
    2023年12月05日

    Posted by ブクログ

    先の見えない展開にハラハラしました。最初は、なかなか早苗の選択に賛成できなかった自分がいたけど、(すべての判断が裏目にでてるな〜と)最後は親子の絆にほっこりしました。

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    人間は(というか私が)物事から逃げてはいけないと考えがちだが、逃げることで新たな出会いや気づきが得られる。
    大変でしんどい時は、考えが凝り固まって負のループに入るけれども、視野を広げることで助けてくれる人や出来事に出会うこともできるかも。

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    とある事情で東京を追われ、各地を転々とする母と息子の物語。

    解説に今の著者だからこそ母と"息子"の物語となったとあり納得した。
    思春期に異性の親に対して「別に」と受け応えする気持ちはよく分かる。自分の気持ちを上手く整理できない年頃だよね

    0
    2024年05月10日

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