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世界中から本が消えたら、どうする!? 「女王さま」という怪人物が世界中の人気シリーズを収集、新刊が出なくなるという事件が大発生!! 本が大好きな6年生のゆいは、女王さまと対決するために、ある世界へのりこんでいきますが・・・。本嫌いの荒太、頭脳派の現という友人たちもまきこんで、ゆいは世界を救えるのか!? 「天山の巫女ソニン」で人気の菅野雪虫がおくる、ドキドキする冒険ファンタジーです。
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Posted by ブクログ
大人気作家、キリヤが突然失踪した! 結衣・荒太・現の3人は、その謎を突き止めるべく、女王さまの元へ向かう。 結衣は、白い狐・白い猿そして女王さまの元で、裕福な暮らしをするが、久しぶりに見た夢で、自分がおかしくなっていることに気づきますが… 友情物語であり、サスペンスもある、とっておきの本です!
本好きにはたまらない物語でした。書きたいけど書けない苦しみとか向き不向きとか描かれているのも良かったな。
生徒に紹介しようと思って読んでみた。 小学校高学年向けだが、中学生でも読めるだろう。 親が忙しくて、時間を持て余し気味の今どきの子どもの雰囲気がよく分かる。 また、物語を紡ぐことの大変さも異世界での様子を通して感じる事ができる。 異世界好きの生徒に勧めたい。
本好きあるあるがいっぱい。 子供向けの明るく楽しいお話なのに、物語を作る側の苦悩とかシビアさみたいなものが所々で垣間見えてひやっとさせられた。
『天上の巫女ソニン』の著者の新刊ということで読んだ。 「子どもたちの読書感想文に取りあげられる本を紹介して」と姪に頼まれてソニンを紹介したのだが、この本はまさしく読書感想文に困っている子どもたちへのお助け本にもなっていた。活躍する子どもたちもちょうど6年生、こちらのほうがよかったかな。
半田:中級~ 夏休み 読書感想文と格闘する時期が舞台となっている。6年生 苑田ゆいが主人公。ブックワードが登場する。
世界中で人気作家が失踪する事件が起こり、女王さまという謎の人物がからんでいると言われていた。ある日ゆいは女王さまの元に連れてこられ、作家キリア・コウの代わりに『マヤ』シリーズの続きを書くように言われるのだった。 本が好きな子の物語は数多くありますが、本を作ることの楽しさに主眼を置いている点が特異的で...続きを読む面白いです。それも、文章を書く人、物語のアイデアを出す人、編集する人など、本を作ることに様々なアプローチがあることが示されているのが素敵です。 しかし、子どもに理解のない大人や逆に理解のある大人、型外れの子ども、子どもたちの家庭環境の問題などが、いかにも取って付けたような感じで、子ども向けの本はこういうものだろうという型にはめられているように思えました。まるで作中にある読書感想文のテンプレートが大人を意識したもののように、読者である子どものことを意識し過ぎたのかも。もっと子どもたちを信頼して思う存分冒険させてもよかったのではないかと思ってしまったのは、これまた大人目線での感覚なのでしょうか。
(No.13-32) 児童書です。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『「女王さま」という怪人物が世界中の人気シリーズを収集、新刊本が出なくなるという事件が大発生!! 本が大好きなゆいは、女王さまと対決するために、「ある世界」へ乗り込んでいきますが・・・・。 本嫌いの荒太(あらた)と頭脳派の現...続きを読む(げん)もまきこんで、ゆいは世界を救えるの!?』 この本のことは前から知っていましたが、ソニンシリーズや羽州ものがたりとはずいぶん違うイメージなので読んでいませんでした。 でも他のは全部読んだのにこれだけ残っているのは、何となく嫌だったので読むことにしました。 あらら、この表紙と題名や紹介文から想像していたのとはちょっと違ったわ。するする読めて軽いんだけど、大人になったかつての本好き少女(私)が共感できる部分がたくさん! これって菅野さんの子供の頃の想いが詰まってるのね。その頃の自分へ贈った物語なのかな? 読書感想文についてのゆいの気持ちに「ほんとにそうだよ!」と同感する人はたくさんいるんじゃないかしら。 現が提案した解決策には、そうだよね~それでも良いんじゃない?と思った。 「まね」と「リスペクト」の違い、ものがたりを思いつくこととそれを文章にする力についての考察、キリヤの悩みなどは小説家になってからの菅野さんが反映されていると感じました。 私にとってはファンタジー部分より現実部分の方が印象が強かったのですが、もし子供の頃読んだなら、ゆいが喜んだ素敵な部屋や提供されるアフタヌーンティの描写にわくわくしたな。 そして女王さまとキリヤのことは、子供の頃の私だったらほとんど気にせず読み終わったでしょう。大人の私はその後のことをちょっと妄想してます・・・・。
女王様のために延々と物語を描き続けることになる世界に入り込んだ女の子が頑張って脱出してちょっと成長する話。 読書感想文のテンプレを使ってなんとか宿題をこなそうとするくだりの印象が強くて話自体はさくっと成長して終わったように思います。(菅野さんの本の中では)
小学校最後の夏休み。苑田ゆいは読書感想文の宿題で苦しんでいた。読書は大好きだけど、感想文は難しい。同級生の向井荒太(むかいあらた、幼なじみ)と大月現(おおつきげん、学校1の秀才でプラモデルオタク)と一緒に、女王さまの正体を調べることに。女王さま、とは、世界中の人気作家が失踪している事件で、どうやら作...続きを読む家を捕らえて物語の続きを書かせているらしい。面白い物語を書いていたら、「早く続きを、女王さまがおまちかねです」というメールが来るはず。ゆいは、パソコンで物語を書き始める・・・。
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