幼なじみのクールな伯爵は初恋の令嬢を逃さない

猫屋ちゃき / 朔羽ゆき

伯爵令嬢のシャーロットは、歳のわりにおっとりとしていて甘えん坊な性格。そのせいか、19歳となり社交界デビューをはたした今なお、恋人ができたためしがない。すこし良い雰囲気になって距離を詰め始めると、どの殿方もことごとくシャーロットのもとから去って行ってしまうのだ。自分の何が悪いのか、と嘆き悲しむシャーロットを哀れんだ兄がシャーロットに紹介したのは、幼い頃からの兄の友人であるロイ。いまだ独身のロイはシャーロットにちょうどよいのではないか、という兄の提案に乗り気のロイから求婚され、シャーロットは胸をときめかせる。というのも、実はロイはシャーロットにとっては初恋の相手。たとえお情けだとしても初恋のロイと結婚できるだけで幸せだ。そう思っていたシャーロットだが、実はロイには忘れられない相手がいて、そのため25歳まで独身を貫いてきたのだと知り……。

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: くるみ舎
• 掲載誌・レーベル: こはく文庫
• 電子版発売日: 2021年05月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[シングル · ★★★★☆]

悪戯な兄に同情します。

奥手すぎて初恋を拗らせまくりの親友ロイをやっと前に進ませたはずのヒロインの兄。
言葉足らずが物語をとんでもなく引っ掻きまわしてしまい、両親に叱られる下には同情禁じ得ませんでした。

[匿名 · ★★★☆☆]

ヒロインの思い込みがあるものの、ヒーローのヒロインへの好意が当初から一貫しててわかりやすい。波乱もなく短い。

[サマ · ★★★☆☆]

ヘタレなヒーロー

ヘタレなヒーローと、兄とそのヒーローに振り回されている不憫なヒロインという感じ。
年上なのにリードするわけではなく、年相応の相応しい青年がいれば身を引くつもりで、でも出来そうになかったとかヘタレ過ぎる。ヒロインに近付く男性を兄と一緒に牽制するってヒロインがそれで自分は欠陥があるのかもって思うあたりも不憫。結婚後も兄のいらない一言で勘違いしたり振り回され過ぎだわ。

[riadone · ★★★★☆]

クールな幼なじみ

初恋を拗らせてヒロインは自信を無くしていた。遅くなったけど恋が実ってよかった。最後は、思っていることを伝えられて気持ちが通じ合って溺愛って幸せな気分になれた。

＃ハッピー ＃切ない