うたげと孤心

うたげと孤心

1,001円 (税込)

5pt

4.5

詞華集の編纂,歌合,連歌といった古典詩歌の創造の場としての「うたげ」,これに対峙する創作者たちの「孤心」.『万葉』『古今』,そして『梁塵秘抄』等々,日本詩歌史上の名作の具体的な検討を通して,わが国の文芸の独自性を問い,日本的美意識の構造をみごとに捉えた名著.豊饒なる詩のこころへの誘い.(解説=三浦雅士)

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うたげと孤心 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     大岡信の文学史的評論である。祝祭性や集団性と、その対極にあるかのような個人的創作とが日本文学の中では調和していたことを述べる。さまざまな具体例を引用し、論評を加えつつもその切り口は自ら詩を作る創作者としての立場が貫かれている。文学を研究の対象とする学者とはかなり扱い方が違うと感じた。
     文学が個人

    0
    2020年03月19日

    Posted by ブクログ

    少し古いが、第3章までが白眉。また、受動と能動に触れた三浦雅士の解説も秀逸。後白河法皇の「今様」論は、特に第6章において、書き殴った感じがあり好ましくない。自らも「書かされた」(憑かれるように書いたの意)を語っているが、推敲の跡があまり見えない。

    0
    2018年01月16日

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